第4部:化学物質過敏症に関する情報収集、解析調査報告書 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・4.2 化学物質の濃度と曝露量の調査等
(1)資料の収集
大気中及び室内空気中の化学物質濃度や曝露量の調査データについて、主に国の関係省庁及び関連機関が実施した昭和49 年度以降の調査結果を、各関係所掌部局のホームページより収集した。
収集資料の調査名、調査内容、調査実施年度等を表-4.2.1 に示す。全国規模の調査は、6 件であり、このうちNo.1 は環境中のあらゆる化学物質を調査対象としており、No.2 は大気中の化学物質を含む有害汚染物質のみを調査対象としている。他の4 件はいずれも化学物質過敏症等が問題視されたことを契機として調査が行われたものである。この他、都道府県独自の調査も数多く実施されている。
表-4.2.1(1) 収集資料の調査名、調査内容、調査実施年度等-1

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表-4.2.1(2) 収集資料の調査名、調査内容、調査実施年度等-2
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注1) 代表的な試料採取方法は以下の通り(特許庁ホームページ>資料室:標準技術集(「質量分析技術(マススペクトロメトリー)」)による
・固体吸着-溶媒抽出法:炭素系充填剤を充填した捕集管に試料を除湿しながら通気して捕集後、適切な溶媒を用いて抽出、分析する方法。
・固体吸着-加熱脱着法:炭素系充填剤を充填した捕集管に試料を除湿しながら通気して捕集後、冷却した捕集管にヘリウムガスを流しながら加熱して試料を脱着する方法。
・誘導体生成-溶媒抽出法:適当な固相担体に反応試薬を浸した捕集剤を充填した捕集管に試料を通気して、捕集管内で対象物質を誘導体化し、溶媒により抽出して分析する方法。
・容器採取法:予め減圧した試料採取装置を用い、一定流量で試料を採取する。大気圧以下で採取を終了する減圧法と加圧ポンプを用いる加圧採取法がある。
注2) 当該資料中には測定方法に関する記述がほとんどないため、厚生省衛生局長通達「室内空気中化学物質の室内濃度指針値及び標準的測定方法について」(平成12年6月30日)による。