ああ言えばNATROM:2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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アマデウス龍彦 2013/09/05 15:25
runさま
お分かりかと思いますが、
>出来れば、リンク先全文を読んでくださいね。翻訳も付いていて、読みやすいですから。
は、NATROM先生に向けてのものです。
後から読み返したら、曖昧な書き方になっていることに気付きました。
ところで、runさまのブログを少し拝見しました。
地道に情報を集めておられるのですね。
感服いたしました。

NATROM 2013/09/05 18:02
>NATROM氏、アナタは化学物質過敏症が憎いのでは無く臨床環境医を否定したい。

より正確には「根拠のない主張で患者に不利益を与える専門家(自称を含む)を批判したい」ですね。いったいどこから「化学物質過敏症が憎い」という話が出てきたのか不思議です。


>石川哲先生の話では新型シックハウス症候群は増えてます。
>ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンにも反応しないやっかいな患者も増えてますね。
>それに医原病説を唱えるならシックハウス症候群の方じゃないかな?

「新型シックハウス症候群」は、いまのところrunさんのブログぐらいにしか情報が見つからないようです。runさんのブログを読んだ限りでは、確かに「新型シックハウス症候群」は、通常のシックハウス症候群と異なり、医原性の疾患になる可能性が高そうです。


>どちらにせよ私が言う事、NATROM氏が言う事共にどれが正しいとは決まっていない事であり議論してもムダという事です。
>なので私は聞くだけで答える必要は無いと考えています。

議論しても無駄かもしれませんし、runさんが答えないのも自由です。

しかしながら、繰り返しますが、たとえば「ホメオパシーの支持者の主張とrunさんの主張とはどう違うのか」という質問にrunさんが答えないという事実は、

・「標準医療では治らなかったがある特定の治療法で私は治ったという体験談をもって、特定の治療法を擁護している」という点において、ホメオパシーの支持者の主張とrunさんの主張には違いがない

ということを読者が理解する手助けとなるでしょう。


>臨床環境医を否定するのは勝手ですがそのほとんどは患者に還ってきます。
>患者を巻き込むのは止めた方が良いでしょう、そうでなけば愉快犯としか思えなくなります。

別の場所でも述べましたが、代替医療を批判することで、その代替医療に依存している患者さんが(短期的には)害を被る可能性があるのは事実です。

しかしながら、「患者を巻き込むのは止めろ」という論法で批判を封じるのは不当です。

患者さんを含め、臨床環境医学についての標準的な(つまり主流の医学者が正しいとみなしている)情報を必要としている人もいるのです。


>あとホメオパシーはほんの一部でしか臨床環境医も行っておらず「臨床環境医達はホメオパシーを推奨している」というのはほぼダラスと言えるでしょう。

「日本ではさすがにホメオパシーを使用している例はほとんどみない」とすでに明確に私は述べています(アマデウス龍彦さんのようなホメオパシーに親和的な医師が臨床環境医学を擁護することはあれども)。

「臨床環境医達はホメオパシーを推奨している」と私は書きましたっけ?「国際的な化学物質過敏症の第一人者は、治療にホメオパシーを用い、当局から医師免許を取り消しの懲戒処分を請求されるような医師だった」とは書きましたが。

それから、日本はともかく海外においては、臨床環境医は(必ずしもホメオパシーを使っているとは限りませんがホメオパシーに類する)根拠のない治療を行う集団とみなされています。

ダラスに限ったことではありません。MCSについてのまともな研究をしている施設はありますが、そういうところは「臨床環境医学」を名乗っていません。

まともな施設は臨床環境医学を名乗りません。現在のところは海外に情報発信をほとんどしていないので大丈夫のようですが、今後海外に情報を発信する予定があるのなら、「日本臨床環境医学会 The Japanese Society of Clinical Ecology」という学会の名称は変えた方がいいでしょうね。


>真面目返ししたのは世間では「NATROMは化学物質過敏症患者の敵」と呼ばれてるのを本意かどうか問う為で「NATROMは臨床環境医の敵」が本来のはず。

「世間では」というのがいったいどこの世間であるのかは興味深いですが、それはともかくとして、確かに「NATROMは化学物質過敏症患者の敵」と誤解している人がいないわけでもありません。

根拠のない代替医療に対する批判をしていると、ときにこうした誤解があります。


>あちらこちらで論争されている事ですが医学的に心因性としか思えなくとも臨床環境医には実績がある。

「治った人もいる」というのを実績の基準としますとホメオパシーにも「実績」があります。

エビデンスレベルの高い治療法を開発したかどうかを実績の基準としますと、臨床環境医に実績はありません。

実績が少ないとかではなく実績ゼロです。

ホメオパシーは一応はメタアナリシスができるぐらいの実績はありますので、この基準から言いますと臨床環境医学はホメオパシー以下です。


>最近宮田医師が「臨床という言葉が大事」と言っていたそうで彼らも研究の最中。

私も臨床が大事だと思います。

というか臨床が大事だからこそ、臨床環境医学を批判しているのです。

臨床が大事なら、治療法の開発でしょうに。

非常にぶっちゃけた話をしますと、化学物質過敏症とされている患者さんが、実際に微量の化学物質の曝露によって症状が誘発されようとされまいと、治療によって症状が改善すればそれでいいのです。

グルタチオンが効くというなら、普通に二重盲検下で比較対照試験をやればいいのです。あるいは化学物質からの回避が本当に患者の長期予後を改善するかどうか調べるべきです(できればRCTで)。

私の知る限りでは、臨床環境医(日本の臨床環境医を含めて)はこうしたエビデンスの構築にきわめて消極的です。


>まだ出ていない答えを前提に患者を巻き込むのは本当に控えてほしい。

根拠のない代替医療を「研究」している人たちも同じことを言います。

ランドルフから50年以上、カレンから30年以上。

いつになったら答えが出るのでしょうか。


>包囲攻撃網下にある化学物質過敏症(者)

まさしくこういう陰謀論的な主張がなされるからこそ、「医原性」という批判があるのです。


runより:さすがのNATROM節ですな(^▽^;)

とはいえ攻撃力が下がってきてます、挑発になんか乗らないよ~ん♪ってのがやっと理解できたみたいですねwww