・別 添
<参考資料 上位3 商品・役務の概要>
1.PIO-NET 編
「危害情報」
①化粧品(1,405 件)
化粧品は1,405 件で、全体に占める割合は13.3%であり、前年度より約2,000 件減少した。
性別は、女性が1,281 件(91.2%)と9 割以上を占めた。
年代別にみると、1 位が60 歳代で332件(23.6%)、2 位が70 歳以上で273 件(19.4%)、3 位が50 歳代で251 件(17.9%)であった。
化粧品の内訳をみると、1 位が「化粧石けん」568 件(40.4%)で4 割を占め、2 位が「化粧クリーム」109 件(7.8%)であった。
危害内容では、1 位が「皮膚障害」1,124 件(80.0%)であり全体の8 割を占め、2 位が「その他の傷病及び諸症状」169 件(12.0%)、3 位が「呼吸器障害」72 件(5.1%)であった。
<事例>
・ 自主回収している小麦由来化粧洗顔石けんが原因で、食後に運動した際に、顔中に発疹が出て、かゆみがあり、アレルギー症状を発症した。 (10 歳代・男性)
・ インターネット通販でジェルネイルを購入し使用中に爪のそばの皮膚をやけどした。(40 歳代・女性)
②医療サービス(850 件)
医療サービスは850 件で、全体に占める割合は8.0%であり、前年度より122 件増加した。
性別は、女性が603 件(70.9%)と7 割を占めた。
年代別にみると、1 位が70 歳以上で156 件(18.4%)、2 位が40 歳代で147 件(17.3%)、3 位が30 歳代で121 件(14.2%)であった。
危害内容では、1 位が「その他の傷病及び諸症状」418 件(49.2%)で約半数を占め、2 位が「皮膚障害」194 件(22.8%)、3 位が「熱傷」55 件(6.5%)であった。
<事例>
・ 高齢の母がかかりつけ医から間違った処方の薬を服用したために体調が悪くなり、入院した。(70 歳以上・女性)
・ 美容クリニックで両腕と背中にレーザー脱毛の施術を受けたところ施術部位が水ぶくれ状態になり皮膚科でやけどと言われた。(20 歳代・女性)
③エステティックサービス(590 件)エステティックサービスは590 件で、全体に占める割合は5.6%であり、前年度より26 件減少した。
性別は、ほとんどが女性であり、570 件(96.6%)である。年代別にみると、1 位が30 歳代で181件(30.7%)、2 位が20 歳代で164 件(27.8%)であり、両者で全体の6 割近くを占めた。
エステティックサービスの内訳をみると、1 位が「美顔エステ」236 件(40.0%)、2 位が「脱毛エステ」145 件(24.6%)、3 位が「痩身そうしんエステ」115 件(19.5%)であった。危害内容では、1 位が「皮膚障害」267 件(45.3%)、2 位が「その他の傷病及び諸症状」114 件(19.3%)、3 位が「熱傷」104 件(17.6%)であった。
<事例>
・ 美容サロンでまつ毛エクステの施術を受けたら、両目が角膜炎、角膜びらん等になり、視力が低下した。(30 歳代・女性)
・ 痩身エステのオイルマッサージで皮膚が赤く腫れ発疹が出た。(40 歳代・女性)
「危険情報」
①四輪自動車(655 件)
四輪自動車は655 件で、全体に占める割合は15.7%であり、前年度より165 件増加した。
四輪自動車の内訳をみると、「普通・小型自動車」で470 件(71.8%)と7 割を占めた。また「軽自動車」は158 件(24.1%)であった。
危険内容では、1 位が早期故障や故障頻発などの「機能故障」の402 件(61.4%)であり、全体の6 割を占め、2 位が「破損・折損」44 件(6.7%)、3 位が「発煙・火花」40 件(6.1%)であった。
<事例>
・ 車を駐車場で止めようとしたところ、ABS 機能が働き、すぐ停止できずフェンスに衝突した。
・ 輸入中古車購入3 カ月後、高速走行前にタイヤ外部に傷を発見、バースト寸前の危険ありと判明した。
②調理食品(120 件)
調理食品は120 件で、全体に占める割合は2.9%であり、前年度より57 件増加した。
調理食品の内訳をみると、1 位が「弁当」36 件(30.0%)で3 割を占めた。2 位が即席みそ汁などの「他の調理食品」23 件(19.2%)、3 位が「冷凍調理食品」17 件(14.2%)であった。
危険内容では、「異物の混入」107 件(89.2%)が最も多く全体の約9 割を占めた。
<事例>
・ スーパーで購入した白身フライ弁当のご飯に1センチ程の鋭利なプラスチック片が入っていた。
・ スーパーで焼き餃子を購入。食べたら石のような異物が入っていた。
③携帯電話(108 件)
携帯電話は108 件で、全体に占める割合は2.6%であり、前年度より68 件増加した。
危険内容では、1 位が「過熱・こげる」78 件(72.2%)で、7 割を占めた。2 位が「破裂」と「破損・折損」で、ともに9 件(8.3%)であった。
<事例>
・ スマートフォンを充電しながらナビを利用したら、持てないくらい熱くなった。
・ 主に音楽を聞いたりゲームに使っていたスマートフォンを充電し終わって、置いていたら夜中に大きな音がした。電池が膨張し、本体が破裂していた。
(略)
runより:大分省略しました、化粧品被害の多さを掲載したかったんですね。
色々あるもんだなぁと思います。