日本の農薬規制とその問題点:3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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★農薬の空中散布
 有人・無人ヘリコプターによる農薬の空中散布が未だに実施されている。有人・無人ヘリ共に農薬の濃度は地上散布の100倍程度濃くなっている。大量に積み込めないため、濃度を濃くせざるを得ないわけだ。

有人ヘリコプターによる空中散布は1960年代から水田を中心に始められ、80年代に最高174万ヘクタールを記録した後、反対運動の高まりなどで減少に転じ、2010年には7万ヘクタールになっている。
 その代わりとして登場したのが産業用無人ヘリコプターによる空中散布だ。

小回りがきくため、ふいに庭先まできて散布するという事例もあった。

事故も多く、11年には物損事故だけで43件あった。
 無人ヘリ散布に関する法的規制はない。

★住宅地周辺での農薬散布の規制
 無人ヘリ散布はもちろんのこと、学校、病院、公園、公共施設、街路樹、個人の庭などに農薬散布され、苦しんでいる人が大勢いる。

私たちは2003年の農薬取締法改定時に、生活環境での農薬規制を申し入れ、ようやく「住宅地等における農薬使用について」という通知が農林水産省から出された(その後、2007年に通知は改定され、農水省と環境省の2局長の発出となった)。

しかし、この通知には罰則がない。

現在、この通知の強化に取り組んでいる。

<反農薬東京グループからのお願い>
 反農薬東京グループは2012年4月から、住宅地周辺での農薬使用を減らすために、通知「住宅地等における農薬使用について」の改定を求めて農水省・環境省と交渉を3回行いました。

両省は、改定案のパブリックコメントを12月中に出すとしています(12月18日時点で未掲載)。
 農水省のホームページをチェックして、改定案に対する意見を述べていただければ幸いです。


runより:農薬の空中散布はテロ行為よりも性質が悪いと思います。

何の理念も無く利益不利益問わず人畜問わず降り注ぐ農薬・・・。

そして「住宅地等における農薬使用について」のパブリックコメントを一生懸命に書いても使う人優先・・・。

図で見ると農薬消費量が減った様に見えますが農地が減っただけで輸入品には農薬と防腐剤こってり・・・。

「ある程度は農薬容認派」の私でもいい加減怒るよと思います(-""-;)