以前読んだ線維筋痛症の本で驚く事が書いてありました。
「線維筋痛症の疼痛(痛みの総称)に炎症は無い、よって解熱鎮痛剤やステロイド剤は無効である」
これにはかなり驚きました、中枢神経障害である事が即座に理解できたからです。
精神的な問題では?と思うかもしれませんが診断方法が否定しています。
まず医師が「指で押すので痛かったら痛いと言って下さい」と患者に説明します。
痛い所を圧痛点と言いますが押した時に患者自身が「痛い」と言わないといけません、つまり医者に「痛いですか?」と聞かれて「痛い」と答えた場合はカウントされません。
自発的に「痛い」と11回以上言う箇所が慢性的になっていると線維筋痛症と診断され10回以下は広範囲痛症と呼ばれるそうです。
薬は医療用麻薬(おそらくモルヒネ)ぐらいしか無いと書いてました。
さて、この圧痛点ですが化学物質過敏症にも存在します。
炎症の場合揉むと痛いですが押しても痛くない、ケイレンの場合は痛いが慢性的には続かない。
圧痛点の多い人の場合線維筋痛症か広範囲痛症併発の可能性が出てきます、いつも痛いならかなり可能性が大きくなります。
薬は無いとしか言えません、まさか医療用麻薬なんて危険な物を化学物質過敏症患者が使う訳にもいかないでしょう。
方法は一つしか考えられない、化学物質過敏症を治す事です。
中枢神経障害も出発点は脳と自律神経なので化学物質過敏症の治し方と同じと考えられます、つまり今と変わらないのですが圧痛点の多い方は線維筋痛症も診断された方がよりよい社会保護を受けられる可能性も出てきます。
やはり線維筋痛症と化学物質過敏症には関連性がありました、次は慢性疲労症候群も調べてみようと思います。
化学物質が関与してる共通点は3疾患にあるので改めて化学物質の恐ろしさに身震いします(((゜д゜;)))