ミツバチへの毒性はDDTの5000倍をこえる
ネオニコチノイドを散布したら、ミツバチが死んでも当然ともいえる証拠が示された。
ネオニコチノイド系農薬のミツへの毒性は、良く知られている有機塩素系農薬DDTの5000倍から7000倍も強い。
だから、ミツバチだけではなく、他の有用昆虫にもきわめて危険であることがわかっている。
これほどはっきりした証拠があるにも関わらず、日本の農林水産省は森林や農地にネオニコチノイドの散布を続けている。
ネオニコチノイドとフィプロニルのミツバチ毒性
ーDDT との比較ーLD50(ng/bee) DDT を1とした場合の毒性の強さ
DDT 27000 1
チアメトキサム 5.0 5400
フィプロニル 4.2 6475
クロチアニジン 4.0 6750
イミダクロプリド 3.7 7297 出典:Bonmatin,2009
スロベニアでふたたび起きたミツバチ大量死
2008年にスロバニアは、前政権でネオニコチノイド系農薬によるトウモロコシの種子処理を禁止したが、その後その措置は解除されていた。
しかし、2011年春Pomurje地域でふたたび起きたミツバチ大量死を受けて、スロベニア政府はネオニコチノイド( 主にクロチアニジンとチアクロプリド) による種子処理を再度禁止した。