EM技術 [編集]
「EM技術」とは、有用微生物群(EM)を活用した技術。
その有用性から開発当初の土壌改良材という分野を超え、現在では農業、畜産、水産、水処理、リサイクル、土木建築、医療、等々様々な分野で活用が進んでいる、とされている。
植物に病害が発生するから農薬を撒き、動物が病気になるから抗生物質を与え、養殖池でヘドロが発生すると浚渫や池の破棄を行うなどの、従来の対処療法的な問題解決の手法では、多くの地域で環境が破壊されてきた。大半の場合、上記の問題の原因には微生物が関与しており、悪玉菌と呼ばれる微生物の多くがエサ(有機物)を腐敗(酸化)させ、環境を悪化させている。
しかし、そこにEMを投入すると、有機物が腐敗しないばかりか、発酵によって様々な抗酸化物質や養分が作られ、健全な環境を生み出し、植物や動物などに利用されやすい形になると主張されている。
これは、EMが有機物を有用発酵させることができる善玉菌の微生物によって構成されているからであると主張されている。
この技術を用いた結果、農業では植物自体が健康に育つことで病害を克服する方向へ向かう、畜産では動物の健康状態が改善される・糞尿の悪臭除去、水産ではヘドロや病害が発生しないといった現象が起こると主張される。
活用例
農業・・・土壌改良
家庭・・・家庭排水の浄化、生ゴミの堆肥化
畜産・・・糞尿の堆肥化、悪臭除去、動物の食料(エサに混ぜる)
環境衛生・・・水質浄化、ゴミ処理、排水処理
医療・・・予防医学、代替医療