農薬危害防止運動始まる2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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◆使用方法を守ることが農産物の安全に

 JA全農は、長年にわたって「『農作物、農家、環境』の3つの安全のための基本を守る」ことを「安全防除運動」の基本に据えて運動を展開してきているが、「防除対策の基本」は、▽病害虫・雑草が発生しにくい環境をつくる、▽発生状況を確認し、適切な資材を適正に使う、▽適切な防除ができたか確認する。
 そして「農薬使用の基本」は、▽農薬ラベルの確認、使用法を守る、▽周辺への飛散防止対策をする、▽管理の徹底と保護具の着用をあげ、「農薬の使用方法を守ることが農作物の安全につながる」ことを強調している。

◆防除暦を活用して正しく防除する

 水稲や果樹などの主要な農作物についてはJAや各地域で「防除暦」が作成され、生産者などに配布されている。

したがって、この防除暦に従って正しく農薬を使用して防除し、使用農薬や使用日、希釈倍率などを生産履歴として記録して残すことが、安全防除の基本になると全農では考えている。
 上園孝雄全農肥料農薬部長は本紙のインタビューに答えて「防除暦を活用して正しい防除をするのは世界的に見ても日本が一番しっかりやっています。その結果として日本の農産物くらいクリーンなものはありません。水稲とか果樹ではほぼ完璧です」と語っている(関連記事)。

◆すべての作物に防除暦を

 しかし、地域の伝統野菜を中心とした野菜類で防除暦を作成しているJAは必ずしも多くはない。
 そのため全農では、野菜類を中心に全国のJAを対象として防除暦の作成状況の調査を行う予定だ。
 そのうえで「どういう暦なら指導のツールとなるのか」を検討したうえで、「モデルを示し」、全JAで「主な作物の防除暦をつくってもらう」取り組みを展開することを考えている。
 できるだけ多くの農作物を対象に防除暦を作成することで、病害虫や雑草が発生したときに、耐性・抵抗性問題や使用時期などが、防除暦によって、どういう薬剤をどのように使用すればいいのかが「見て分かる」ようになるからだ。
 もうひとつ全農が安全防除面で取り組もうと考えているのが「農産物直売所へ出荷する生産者への農薬の適正指導をどのようにすすめていくか」だ。
 そのため、JAで、直売所に出荷している生産者への指導内容や課題を抽出し整理すると同時に、そうした課題への解決対策に取り組もうと考えている。実証事業としてJAとともに行うことを検討している。
 なお、全農の「安全防除運動」は、本来、時期を定めて行うものではなく、年間を通して取り組む運動だが、改めて注意を喚起するために、6月1日からの1カ月間を設定している(県域によって1か月以上とか、前倒しして5月から取り組むところもある)。

(2012.06.04)


runより:良い事言ってますがコレJAなんですよね~(^^:)

あまり期待できないけど何かの場合有効に活用できるかもしれないですね。