・出典:いちらん屋
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・中毒・中毒症の種類の一覧
名称
説明
物質よる中毒
食中毒
人体に有害な物質を含む飲食物を口にすることで発生する中毒で、症状には、嘔吐、下痢、発熱、腹痛など様々な状態があります。
食中毒は原因や物質により「細菌性食中毒」「ウイルス性食中毒」「化学性食中毒」「自然毒食中毒」 「毒素型食中毒」「感染型食中毒」「その他食中毒」に分類されます。
主な食中毒には、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、病原性大腸菌、ノロウイルス、ロタウイルス、毒キノコ、ふぐ毒、各種アレルギー等があります。
金属中毒
金属元素やその化合物を多量に摂取することで発生する中毒で、主な金属中毒には 「カドミウム中毒」「水銀中毒」「鉛中毒」「ヒ素中毒」等が有ります。
また、金属中毒は公害病の原因となることも多く、水俣病の有機水銀、イタイイタイ病のカドミウム中毒、 土呂久砒素公害のヒ素中毒などが知られています。
関連ページ:公害病の種類の一覧
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カドミウム中毒
強い毒性を持っているカドミウムやその化合物が体内に入ることで発生する中毒です。
カドミウム中毒の症状には、頭痛、気管支の痛み、発熱、気管支炎、肺炎、肺水腫、肝不全、 骨軟化症、骨粗しょう症、各種癌などがあります。
水銀中毒
水銀が体内に入ったり、水銀自体に接触する事で発生する中毒です。
水銀は皮膚や消化器からの吸収や、気化した蒸気を吸い込むことにより肺からも吸収れます。
水銀中毒の主な症状には、臓器や中枢神経への障害、また脳へも影響を与え、場合によっては死に至る事もあります。
鉛中毒
鉛を摂取することで発生する重金属中毒で、鉛毒とも呼ばれています。
鉛自体は自然の食品にも微量に含まれており、それらを摂取する分では問題は有りませんが、 鉛に汚染された食品や水などを慢性的に摂取した場合には体内に蓄積され中毒を引き起こします。
鉛中毒の主な症状には、腹痛、貧血、神経障害などがあります。
ヒ素中毒
人体に有害であるヒ素やその化合物を摂取することで発生する中毒です。
ヒ素中毒の主な症状には、腹痛、嘔吐、発熱、臓器不全、神経系や脳への影響があり、場合によっては死に至ります。
ヒ素中毒を発生した事件には「森永ヒ素ミルク中毒事件」や「和歌山毒物カレー事件」等が有ります。