・既存添加物名簿収載品目リスト
平成22年10月20日 消食表第377号 消費者庁次長通知「食品衛生法に基づく添加物の表示等について」別添1
(財団注):このリストは、食品衛生法及び栄養改善法の一部を改正する法律(平成7年法律第101号)附則第2条第4項に規定する既存添加物名簿(平成8年4月16日厚生省告示第120号)を基に作成されている。
最終改正 平成23年5月6日
(平成25年2月7日 更新)
番号 名 称 品 名/別 名 簡略名又は類別名 基原・製法・本質 用 途 備 考
1 アウレオバシジウム培養液
(アウレオバシジウム培養液から得られた、β-1,3-1,6-グルカンを主成分とするものをいう。) 黒酵母(Aureobasidium pullulans)の培養液より、分離して得られたものである。
主成分はβ-1,3-1,6-グルカンである。
増粘安定剤 Aureobasidium cultured solution
2 アガラーゼ 担子菌(Coliolus)又は細菌(Bacillus,Pseudomonas)の培養液より、水で抽出して得られたものである。 酵素 Agarase
3 アクチニジン マタタビ科キウイ(Actinidia chinensis PLANCH)の果肉より、搾汁して得られたもの、又はこれを、冷時~室温時水で抽出して得られたもの、若しくは膜で濃縮して得られたものである。 酵素 Actinidine
4 アグロバクテリウムスクシノグリカン
(アグロバクテリウムの培養液から得られた、クスシノグリカンを主成分とするものをいう。) スクシノグリカン 細菌(Agrobacterium tumefaciences)の培養液より、分離して得られた多糖類である。主成分はスクシノグリカンである。 増粘安定剤 Agrobacterium succinoglycan
5 アシラーゼ 糸状菌(Aspergillus ochraceus, Aspergillus melleus)の培養液より、水で抽出して得られたもの、冷時~室温時除菌したもの、又はこれより、冷時エタノールで処理して得られたものである。 酵素 Acylase
6 アスコルビン酸オキシダーゼ アスコルベートオキシダーゼ
ビタンミンCオキシダーゼ オキシダーゼ
V.Cオキシダーゼ ウリ、カボチャ、キャベツ、キュウリ若しくはホウレンソウより、搾汁して得られたもの、冷時~室温時水で抽出して得られたもの、冷時アセトンで処理して得られたもの、又は糸状菌(Trichoderma lignorum)若しくは放線菌(Eupenicillium brefeldianum)の培養液より、除菌後、濃縮して得られたものである。 酵素 Ascorbate oxidase
7 L-アスパラギン アスパラギン 植物性タンバク質を、加水分解し、分離して得られたものである。成分はL-アスパラギンである。 調味料
強化剤 L-Asparagine
8 L-アスパラギン酸 アスパラギン酸 発酵又は酵素法により得られたものを、分離して得られたものである。成分はL-アスパラギン酸である。 調味料 L-Aspartic acid
9 アスペルギルステレウス糖たん白質
(アスペルギルステレウスの培養液から得られた、糖タンパク質を主成分とするものをいう。) ムタステイン 糸状菌(Aspergillus terreus)によるブドウ糖、殿粉及び大豆ミールの発酵培養液を除菌し、硫酸アンモニウムにより分画した後、脱塩して得られたものである。主成分は糖タンバク質である。 製造用剤 Aspergillus terreus glycoprotein
10 α-アセトラクタートデカルボキシラーゼ α-アセトラクテートデカルボキシラーゼ リアーゼ 細菌(Bacillus subtilis, Serratia)の培養液より、室温時水で抽出して得られたものである。 酵素 α-Acetolactate decarboxylase
11 5'-アデニル酸 アデノシン5'-一リン酸 5'-AMP 酵母(Candida utilis)の菌体より、熱時水で抽出した核酸を酵素で加水分解した後、分離して得られたものである。成分は5'-アデニル酸である。 強化剤 5'-Adenylic acid
12 アナトー色素
(ベニノキの種子の被覆物から得られた、ノルビキシン及びビキシンを主成分とするものをいう。) アナトー
カロチノイド
カロチノイド色素
カロテノイド
カロテノイド色素 ベニノキ科ベニノキ(Bixa orellane LINNE)の種子の被覆物より、熱時油脂若しくはプロピレングリコールで抽出して得られたもの、室温時ヘキサン若しくはアセトンで抽出し、溶媒を除去して得られたもの、又は熱時アルカル性水溶液で抽出し、加水分解し、中和して得られたものである。主色素はビキシン及びノルビキシンである。黄色~橙色を呈する。 着色料 Annatto extract
13 アマシードガム
(アマの種子から得られた、多糖類を主成分とするものをいう。) アマシード アマ科アマ(Linum usitatissimum LINNE)の種子の胚乳部分より、室温時~温時水又は含水アルコールで抽出して得られたものである。主成分は多糖類である。 増粘安定剤 Linseed gum
Linseed extract
14 アミノペプチダーゼ 細菌(Aeromonas caviae, Lactobacillus casei, Lactococcus lactis)の培養液より、分離して得られたものである。 酵素 Aminopeptidase
15 α-アミラーゼ 液化アミラーゼ
G3分解酵素 アミラーゼ
カルボヒドラーゼ 糸状菌(Aspergillus aureus, Aspergillus niger, Aspergillus oryzae)、細菌(Alcaligenes latus, Arthrobacter, Bacillus amyloliquefaciens, Bacillus licheniformis, Bacillus stearothermophilus, Bacillus subtilis, Sulfolobus solfataricus)若しくは放線菌(Thermomonospora viridis)の培養液より、又は麦芽より、冷時~室温時水で抽出して得られたもの、除菌したもの若しくは濃縮したもの、冷時エタノール、含水エタノール若しくはアセトンで処理して得られたもの、又は硫酸アンモニウム等で分画した後、脱塩処理して得られたものである。 酵素 α-Amylase
16 β-アミラーゼ アミラーゼ
カルボヒドラーゼ 糸状菌(Aspergillus oryzae)、放線菌(Streptomyces)若しくは細菌(Bacillus amyloliquefaciens, Bacillus polymyxa, Bacillus subtilis)の培養液より、又は麦芽若しくは穀類の種子より、冷時~室温時水で抽出して得られたもの若しくは濃縮して得られたもの、又は冷時エタノールで処理して得られたものである。 酵素 β-Amylase
17 L-アラニン アラニン タンパク質原料の加水分解又は発酵若しくは酵素法により得られたものを、分離して得られたものである。成分はL-アラニンである。 調味料
強化剤 L-Alanine
18 アラビアガム
(アカシアの分泌液から得られた、多糖類を主成分とするものをいう。) アカシアガム アカシア マメ科アラビアゴムノキ(Acacia senegal WILLDENOW)又はその他同属植物の分泌液を、乾燥して得られたもの、又はこれを脱塩して得られたものをいう。主成分は多糖類である。 増粘安定剤 Gum Arabic
Arabic gum
Acacia gum
19 アラビノガラクタン マツ科セイヨウカラマツ(Larix occidentalis NUTT.)又はその他同属植物の根又は幹より、室温時水で抽出して得られたものである。成分は多糖類(構成糖はガラクトース、アラビノース等)である。 増粘安定剤 Arabino galactan
20 L-アラビノース アラビノース アラビアガム、ガディガム又はコーンファイバーの配糖体又はサトウダイコンのパルプ(シュガービートパルプ)の多糖類(アラビナン)を、加水分解し、分離して得られたものである。