水性ペンキの利点をあえて挙げるなら・・・ | 化学物質過敏症 runのブログ

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以前相談を受けたのですが化学物質過敏症で山の中に避難して家を購入したはいいが200m先の弁護士が枕木を200本庭に埋めてしまい防腐剤により曝露され家から避難生活している方がいました。


枕木とは鉄道の枕木ですが30年物です、防腐剤たっぷりです。


防腐剤と言えばホルムアルデヒドが浮かびます、それに限らず防腐剤の問題は「無くなるまで揮発し続ける」事です。


なので30年とか持つのですがそれが200本となるとかなりの被害だと想像できます。


弁護士に直接交渉したところ「撤去費用を全額負担するなら撤去して良い」という回答でした。


費用は200万円以上になるそうであまりにもムチャな話、しかも相手は弁護士・・・これは公害申請しかないとアドバイスしました。


で、知り合いの建築業の方(シックハウス症候群対応)に相談してもらったのですがちょっと良い案が無いとの事。


そこで私が提案したのが枕木を水性ペンキで全部塗ってしまおうという案です。


一時的にvoc濃度は上がります、しかし200m離れている事と防腐剤をコーティングすれば長期的曝露が防げると考えました。


結局顛末は分からず終い(こういうのがとても多い(-""-;))なんですが1か月以上避難生活している人に真冬の対策としては最小限に近い方法だったと思います。


有機溶剤の半減期は1週間程度で最長2週間、水性ペンキにはそもそも少ないので1か月以内には分からなくなると考えました。


確か11月か12月頃の相談だったので200m先なら自宅で耐えられると想定したんですね。


さすがに50m以内だと躊躇しますけど(^▽^;)


どうせ逃げるなら逃げてる間に改善できる方法を考えたつもりでしたが何の報告も無いのは寂しいですね。


まぁ・・・化学物質過敏症患者は基本的に自分の事しか考えきれないので(症状なので理解しています)仕方ないですが、言う事を聞くか聞かないかハッキリしてくれた方が私は有難いんですけど(^^:)