・相模原市、市内の微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果を公表
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発表日:2013.02.12
相模原市は、市内の微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果を公表した。同市では、平成24年4月から市役所測定局において、PM2.5の常時監視を実施しており、その測定結果は神奈川県環境科学センターのホームページにおいて公表している。
今回、市役所測定局における平成24年4月から平成25年1月までの測定結果(速報値)を公表した。
これによると、1時間値の平均値が11.8μg/m3、1日平均値の98%値が31.4μg/m3であった。
同市では、平成25年4月から2か所の測定局で測定を開始するほか、今後は市内2か所にある自動車排ガス測定局でも測定を行う準備を進めていくという。
なお、環境基準は、年平均値が15μg/m3以下、かつ日平均値35μg/m3以下である。
平成25年2月12日
相模原市発表資料
大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の常時監視について
近日、微小粒子状物質(PM2.5)注1)による大気汚染について多くの報道がされていますが、本市では、平成24 年4 月から市役所測定局(中央区中央2 丁目11番15 号、相模原市役所内)においてPM2.5 の常時監視を実施しており、その測定結果については神奈川県環境科学センターのホームページ注2)において公表しております。
平成24 年4 月から平成25 年1 月までの測定結果(速報値)については、裏面のとおり、1 時間値の平均値が11.8μg/m3、1 日平均値の98%値が31.4μg/m3 となっております。
なお、本市におけるPM2.5 の常時監視については、平成25 年4 月から相模台測定局(南区桜台20 番1 号、相模台中学校内)及び津久井測定局(緑区中野633番地、津久井総合事務所内)において測定を開始するほか、今後は市内2 か所にある自動車排ガス測定局においても測定を行う準備を進めてまいります。
<参考> 微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準
国の環境基準では、1 時間値の1 年平均値が15μg/m3 以下(長期基準といいます。)であり、かつ、1 日平均値が35μg/m3 以下(短期基準といいます。)であることとされています。
この基準に対し、長期基準は1 時間値の1 年平均値を、短期基準は1日平均値の年間98%値を比較することとなっています。
注1)微小粒子状物質(PM2.5)
大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径が2.5 マイクロメートル(0.0025 ミリメートル)以下の微細な粒子を50%の割合で分離できる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいいます。
粒径が小さいため、肺の奥まで入りやすく、呼吸器系及び循環器系への影響が懸念されています。
注2)神奈川県環境科学センターのホームページ
神奈川県内18 か所(相模原市内1 か所のほか、横浜市内6 か所、川崎市内8 か所、大和市内1 か所、茅ヶ崎市内1 か所、平塚市内1 か所)の1 日平均値及び月次報告を公表しております。
○ 1 日平均値の速報値 「微小粒子状物質(PM2.5)測定結果(速報値)」
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/taiki/pm25.html
○ 月次報告の速報値 「大気汚染常時監視測定結果月報(1 時間値)」
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/taiki/data/index.htm
以 上
問い合わせ先 環境保全課
電話 042(769)8241(直通)
大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果(市役所測定局の速報値)
測定年月 1 時間値の平均値 1 日平均値の98%値1)
[μg/m3] [μg/m3]
平成24 年4 月 11.7
5 月 15.4
6 月 13.3
7 月 17.9
8 月 11.3 31.4
9 月 9.7
10 月 7.7
11 月 10.9
12 月 10.1
平成25 年1 月 9.7
平均値 11.8
注1) 1 日平均値の98%値については、平成24 年4 月からの10 か月間の通算の値である。