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中国の大気汚染PM2.5の影響で病気になる人が増加
中国の大気汚染PM2.5で注意したい硫酸塩エアロゾル
硫酸塩エアロゾルの主成分である二酸化硫黄は、硫黄を含む石炭などの燃焼によって発生します。
気体の二酸化硫黄は、眼と気道と肺を激しく刺激し、神経毒的に体調を崩すこともあります。
無色透明の二酸化硫黄の濃度が高い場合は、目視では気づきにくいです。
中国からの大気汚染物質である硫酸塩エアロゾルの濃度が高い時は、頭痛を起こす人や、眼と気道に刺激を感じて鼻水や咳が出る人や、鼻血や結膜炎が出る人もいます。
杉花粉の刺激は、もう少しやわらかい感じです。
中国の大気汚染PM2.5は、暖房のために石炭の燃焼が増える冬が最も酷くなります。
中国に近い西日本への悪影響は明白です。
中国からの大気汚染と花粉症
1月から花粉症に似た症状が出るのは、硫酸塩エアロゾルの影響です。花粉症は、花粉と汚染粉塵が混合されることで劇症化します。
花粉症で、本質的に問題が深刻なのは、花粉ではなく、中国からの大気汚染PM2.5です。
スモッグの形で来れば、目視でモヤを確認できます。
中国の大気汚染による症状
中国の大気汚染が酷いのは、中国で不純物が多い石炭を燃やした時に出る煙を浄化する装置の稼働率が低いことも原因の一つです。
そのため、中国の大気汚染物質には毒性があります。
中国の大気汚染物質には毒性があるので、さらされると、目の充血や、人によっては炎症熱が激しく出るため、細菌感染やウイルス感染でないのに、のどの腫れがあったり、黄色の鼻水が出たりします。
そのため、細菌などの感染症と誤診されることもあります。この炎症の薬として抗生剤は不適切です。
大気汚染物質という活性酸素で傷ついた体に、抗生剤という活性酸素を追加することになるからです。
粘膜が傷つくことで、鼻をかむと微量の出血を確認したり、ちょっとしたことで鼻血が出ることも。
アレルギー反応(潜在的なアレルギー反応も含む)が出たり、眼精疲労になることもあります。
中国の大気汚染物質は肺から長期に渡って血液に少しづつ吸収されていきます。
このことで、呼吸器官の繊維化を促進されるため、酸素摂取能力が低下し、炎症反応を起こしやすくなるため、咳喘息、疲労感、脳力低下、耳鳴り、ウイルスに対する免疫力低下、結石、腎炎、頭痛、筋肉の性能低下による関節痛、腱鞘炎、足がつる、こむらがえり(腓腹筋痙攣)、線維筋痛症、アトピー性皮膚炎(特に顔面)の悪化などを引き起こします。
中国の大気汚染PM2.5
中国の大気汚染PM2.5濃度と大気汚染指数AQI
good (良好):空気の質は良好であり、健康への危険は殆ど無い
moderate (許容範囲内):特別感受性の高い人に呼吸器症状があらわれ、心臓や肺の悪い人では病状が悪化するおそれ
Unhealthy for sensitive groups (弱者に危険):感受性の高い人に呼吸器症状があらわれ、心臓や肺の悪い人の病状が悪化
Unhealthy (危険):心臓や肺の悪い人の病状が悪化し、一般の人にも呼吸器症状があらわれる
Very Unhealthy (大いに危険):心臓や肺の悪い人の病状が重くなって、一般の人の呼吸器疾患も明らかに増加
Hazardous (緊急事態):人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶ
Beyond Index (超・緊急事態):大気汚染指数AQIが500超!?
中国の大気汚染指数AQI
良好: 0~50=WHO 良好~許容範囲内~弱者に危険
許容範囲内: 51~100=WHO 弱者に危険~危険
弱者に危険:101~150=WHO 危険
危険:151~200=WHO 大いに危険
大いに危険:201~300=WHO 大いに危険~緊急事態
緊急事態:301~500=WHO 緊急事態
中国で弱者に危険は、WHOでは危険。
中国で危険は、WHOでは大いに危険。
WHOの大気汚染指数AQI
良好: 0~15=中国 良好
許容範囲内: 16~ 35=中国 良好
弱者に危険: 36~ 65=中国 良好~許容範囲内
危険: 66~150=中国 許容範囲内~弱者に危険
大いに危険:151~250=中国 危険~大いに危険
緊急事態:251~500=中国 大いに危険~緊急事態
WHOで弱者に危険は、中国では良好~許容範囲内。
WHOで危険は、中国では許容範囲内~弱者に危険。
PM2.5と瓦礫焼却とタバコの関係
中国での瓦礫焼却(質の悪い石炭燃焼、産業廃棄物の瓦礫焼却など)の煙霧(スモッグ)が、偏西風に乗って、北九州や大阪などの西日本はもとより、遠くは東京や福島などの東北や北海道にまで飛来しています。
国内での瓦礫焼却だけでなく、中国での瓦礫焼却や喫煙のPM2.5にも要注意。
PM2.5とタバコの関係
完全禁煙の店: 8 (良好)
非喫煙の家庭: 17.8 (許容範囲内)
分煙で禁煙席: 32 (許容範囲内)
喫煙者の家庭: 46.5 (弱者に危険)
分煙で喫煙席:256 (緊急事態)
自由喫煙の店:568 (超・緊急事態)
家庭に喫煙する人がいるだけで、WHOの許容範囲内を超え、そらまめ君だとPM2.5が赤の量になります。
まずは、家族全員の禁煙をおすすめします。