・NHKNEWSNAVIより
中国 大気汚染で爆竹など規制の声
2月6日 4時5分 K10053236711_1302060641_1302060651.mp4
中国・北京では、5日から旧正月を祝う花火や爆竹の販売が始まりましたが、市民の間では、大気汚染を一層悪化させかねないとして、使用を規制すべきだといった声も上がっており、議論が起きています。
中国では、旧正月に花火を打ち上げたり爆竹を鳴らしたりして新しい年を祝うのが伝統行事となっています。
首都・北京では、今月10日の旧正月を前に、5日から市内各地で花火や爆竹の販売が始まり、店頭には数百円ほどの爆竹から1箱1万円以上の花火まで、さまざまな商品が並べられ、道行く人が買い求めていました。
一方で、去年の旧正月では大量の花火や爆竹が使われたことで、気管支炎やぜんそくを引き起こすとされる粒子の濃度が一部で基準値の20倍以上に上ったこともあり、すでに深刻な大気汚染が続くなか、汚染を一層悪化させかねないとして、使用を規制すべきだという声も上がっています。
市民に話を聞くと、「年越しの雰囲気を味わうには花火が必要だ」という声が聞かれる一方で、「空気が悪くなるので規制すべきだ」といった声も聞かれました。
北京市の気象当局は、花火や爆竹の使用に関する指標を発表し、風が弱く湿度が高い気象条件では汚染物質が拡散されにくくなるとして、使用を控えるよう呼びかけることにしています。
一方、市内の市場では、電気で爆竹のような音や光が出て空気を汚さない「電子爆竹」も売り出され、店の販売員は「環境保護にもなるので、売れ行きは上々です」と話していました。
runより:沖縄もそうですが旧正月が正式な正月という認識が中国にはあります。
爆竹も文化の1つですが使用量が桁違いなので自粛してほしいと思います。