タッチパネルは結構危ない3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1009/27/news004_2.html  
なぜ画面に直接触って操作できるのか?――「タッチパネル」の基礎知識 (2/3)
超音波表面弾性波(SAW)方式
 「超音波表面弾性波(SAW)方式」は、主に抵抗膜方式の短所である低い透過率を解消し、明るく視認性が高いタッチパネルを実現するために開発された。

単に「表面弾性波方式」や「超音波方式」とも呼ばれる。

単体の液晶ディスプレイ以外ではPOSやATM、キオスク端末など、公共スペースでも広く使われている。

 この方式では、指などで触れた画面の位置を超音波表面弾性波の減衰によって検知する。

内部構造としては、ガラス基板の隅に配置した複数の発信子(圧電トランスデューサ)から、パネル表面に振動として伝わる超音波表面弾性波を出し、発信子の向かい側に設置した受信子でこれを受ける。

画面に触れた場合、超音波表面弾性波が指などに吸収されて弱まるため、この変化を検知することで、位置を特定できる仕組みだ。

もちろん、指で触ったときに振動を感じるようなことはなく、操作性はよい。


化学物質過敏症 runのブログ-6

長所としては、フィルムや透明電極を画面に張り付けない構造なので透過率が高く、視認性で優位に立つ。

また、表面のガラスによって静電容量方式以上の耐久性や耐傷性が確保できる。

万が一、表面に傷が付いてもタッチ操作の検出が行えるのもポイントだ(静電容量方式では表面の傷で信号が途絶えることがある)。

構造上、経時変化や位置のズレが発生せず、高い安定性と長寿命が得られる。

 短所では、超音波表面弾性波を吸収できる指や柔らかいもの(手袋など)でなければ、タッチ操作が行えない点が挙げられる。

基本的にペンは専用のものしか使えず、パネル上に付いた水滴や小さな虫などの異物にも反応してしまう。

 昨今では製造技術の向上などにより、コストパフォーマンスも高まっており、デメリットが少ない方式といえる。