イソシアネートの脅威3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2 エポキシ樹脂の毒性について

 エポキシ樹脂接着剤や塗料は、エポキシ化合物とアミン系硬化剤がセットになっていて、それらの いずれもが、反応性を持っています。

反応性の化合物は皮膚への接触あるいは呼吸によって人体に

何らかの影響を及ぼします。

以下に急性毒性の評価法として一般的なLD50(半致死量)とSPI(アメリカプラスティック工 業会)による資料をめやすとして示します。

※ 以下のデータについては「エポキシ樹脂ハンドブック」(新保正樹 編 日刊工業新聞社刊)より引用し、 語句・単位などの表現上を一部手直ししました。

 

LD50(半致死量 mg/kg)

一般に用いられている表現
単一経口投与、ラット
単一塗布、ウサギ
 予想致死量、ヒト

 極めて強い毒性
   1mg/kg
   5mg/kg以下
 ひとなめ1滴

 強い毒性
  1~50mg/kg
  5~43mg/kg
   4g

 中程度の毒性
  50~500mg/kg
  4~340mg/kg 
   30g

 わずかな毒性
 500~5000mg/kg
 350~2810mg/kg
   250g

 実際上無害
 5000~15000mg/kg
 820~22590mg/kg
   1000g

 比較上無害
  15000mg以上
 22600g/kg以上 
  1000g以上

ここでいう半致死量とは、動物実験において一定量の毒物を投与したとき個体の半数が死亡する
投与量を体重で割った比率のことです。

通常は体重1kgあたりの投与量をmg単位で表します。

したがってこの値が少ないほど毒性が強いということになります。