有機溶剤Q&A2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・製品名KG-1。会社は有機溶剤に該当しないと言っているのですが…



Q:製品名KG-1(イソヘキサン容量81.8% エタノール容量14.5% エチルエーテル容量3.7%)使用して洗浄しています。
 会社側は、エチルエーテルの容量が少ないので有機溶剤ではないと言っています。
 私自身、エチルエーテルの容量が少なくても有機溶剤だと思うのですが?
 ちなみに、きちんとしたマスクはしてません。
 以前からめまい、白血球数が減少して通院してます。最近印刷会社の胆管がんの事が話題になって心配してます。





A:主成分のイソヘキサンは、炭化水素系の洗浄剤で、このもの自体の毒性は高くありません。
 ただし、無害でもありません。
 低毒性の洗浄剤と言えます。



 次にエチルエーテルですが、これは完全に有機溶剤の指定品になります。
 ただし微量につき、全体の液における毒性の比率は低いと思われます。



 しかし、これらを含めてすべて有機溶剤に違いはありません。
 特定されている材料名か否かの違いだけです。





 さて、因果関係ですが、まずマスクをしていないことは完全に問題だと思います。
 会社が定めているか否かはわかりませんが、吸ガスマスクは必須項目と判断します。



 会社の命令にそれがあるかどうかも大きな問題となります。



 低毒性のものであっても直接的な吸引の環境であれば、人体に影響は少なからずあります。



 よって、耳鼻科、眼科、呼吸器科などの窓口でよく相談をして、血液+尿検も含めてトータル的に検査をし、医師とよく相談の上、判断を仰いで、その結果に基づいて(医師の診断書)、会社に相談すべきと存じます。



 なお、医師の診断がグレー以上の場合は、最寄りの労働基準監督署に相談する方法も一つだと思います。