有機溶剤の性質について | 化学物質過敏症 runのブログ

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・有機溶剤の性質について


有機溶剤は、水に溶けない物を溶解する用途に用いられる液体です。
常温常圧では液体であり、蒸発しやすい有機化合物になります。

非常に引火しやすいものと、不燃性のものとがあります。

それらの溶剤は,広く職場で使われていながら,溶剤や溶剤を混ぜて使った場合の毒性について分っていない事も多く、実際に扱う労働者にとって危険な現状だと言えます。

産業界で広く使用されているもののうち、特に接着,塗装,印刷,洗浄等のような作業に用いられる事が多いです。

有機溶剤は人体にとって有害です。
高濃度を吸えば急性中毒に、低濃度でも長時間吸えば慢性中毒を引き起こします。

業務に従事する労働者が有機溶剤の蒸気を被る場合が多いので、有機溶剤の性質を知り、取り扱いに注意する事が大切です。



有機溶剤には、次のような性質があります。



 1:揮発性が高い
 3:水より軽く、みずとは混ざり難い(例外がある)
 4:特有の刺激臭がある
 5:多くのものは引火しやすい
 6:沸点がはっきりしている
 7:呼吸器から入りやすい(最も多い)
 8:中枢神経の麻酔作用がある
 9:脂溶性である、機械油などの油脂類、塗料、樹脂、ゴム、動物・植物の脂肪などをよく溶かす。

人体への影響として言える事は、脳や肝臓、腎臓に障害を起こす場合が多い毒性の強い化学物質と言えます。

呼吸器からはもとより、皮膚からも容易に体内に取り込まれます。


runより:人間の場合呼吸器⇒肺⇒脳へとストレートに進みます。

一旦脳に蓄積される事が多くダメージの大きい化学物質です。