・●その3:「基礎体力、代謝を向上させて体温を上げよう!(陰性中毒からの脱出)」
前述した通り、すべての病の原因の一つに低体温があります。
身体を暖めるために大切な「塩」(自然塩)を、病気の原因(食塩Naclは確かに害)かのように減塩と脅かされた結果、病気が減るどころか 増加しています。
確かに、血液ドロドロの状態で塩分を摂りすぎるのは危険なので、抜本的な食事改善(社会と企業と 大人のための食育)が必要だとも思います。
同様に、運動不足、筋肉不足、体力(気力)不足によって、基礎代謝が落ちることで低体温となり、過敏症を発症してしまう人も少なくありません。
まずは、筋肉が集まる下半身に重点を置いて、歩くことからはじめて、足の筋肉を少しずつ鍛えることで代謝を上げ、体温が上がる身体に変えていきます。
理想は36.5度を目指しましょう!
歩く(出かける)ことが出来ない場合は、スクワット(屈伸運動)を20回1セットとして、3セット、5セットと増やしながら、部屋でも、荒天でも身体を動かせるように努力します。
上半身の代謝アップも大事なので、両腕を前後に大きく 振る運動も効果があるようです。1日100回、1000回と暇な時間に振り続けて見て下さい。
さらに、柔軟力も必要なので、誰もが知っている「ラジオ体操」を自分で歌いながら、思い出しながら、ゆっくり深呼吸しながら、しっかり手先足先を伸ばして朝夕と日課にすることをお勧めします。
これらは1円もかからない自己治癒方法です。
体温が上がることによって、身体の脂肪に溜め込まれた化学物質は徐々に解毒を始めます。
脂肪の多 い脳や皮下、内臓など、あらゆる所から化学物質や重金属を排毒するために、頑張って体温を上げましょ う。疲れたからと言って、甘いお菓子やスポーツドリンク、ビールなどをたくさん食べたり飲んでしまうと、極陰性でせっかくの体温を下げてしまいますから要注意です。
せめて、果物、メイプルシロップ、米飴などの甘さでも我慢できるように意識を変えていきましょう。
電磁波は、弱った免疫力によって大きなダメージやエラーをおこしますが、さらに体内の重金属をア ンテナがわりに悪さすることもあるようです。金属の歯(詰め物)、めがね、装飾品、ベッド(スプリング) だけでなく、体内にも細かな金属が流れていることを意識して、脂肪や血液に溜まった金属をできるだ け早く出してしまうように、汗をたくさんかける身体にしましょう。
●その4:「ちゃんと息をしよう!~腹式呼吸(呼吸法)で全身に酸素を入れ掃除する」
化学物質過敏症の場合、だいたい厚いマスクをして、浅い呼吸がクセになってしまいます。
深い呼吸 ができない!と言われればそれまでですが、ゆっくりと鼻から(きれいな)空気をたくさん吸って、ゆっ くりと鼻(または口)から息を吐く、という腹式呼吸をすることで、しぼみ続けた肺の細胞に酸素を送 り込み、細胞の奥深くにべっとりと溜まった化学物質を浄化してあげないと、いつまでたっても反応物 は減りません。
イタイし、辛いと思いますが、1日5回でもいいので、深呼吸をしましょう。
朝、夕、空気の澄んだ時間、場所を探して、日課にしてみてください。
また、さまざまな呼吸法が紹介された本や情報があります。
自分に合った、続けられる方法で、日々 実行してみましょう。
●その5:「人との交流、会話、愛、笑顔(笑い)、楽しみ、喜び、感謝の交換と、良質の睡眠で
免疫&波動力を大幅アップ!」
最後に大切なポイントとして紹介するのは、免疫と波動力を向上させることで内面的な治癒を促進させ、いつも間にか反応物が減り、曝露しても体調が悪化しない強さと自信を持てる心身成長を目指す取 り組みです。
注意したいのは、孤独、孤立してはいけないという点です。どんな関係であっても、人との交流、会 話、愛、笑顔、笑い、楽しみ、喜び、感謝の時間を共有し、気の交換を毎日欠かさず行うことです。
怒り、疑い、憎しみ、悲しみ、欲など、悲観的、否定的、後ろ向きに考えると、心も身体も冷え、ストレスによって病気の元を作り出すようです。
自分を変えない人、頑固な人は、いつまでたっても、どんなに良質の食事、運動、療養を続けても、何かしらの体調不良や病気を常に自分自身で作り出すと言われています。
思い当たる人は、自分の行動、言動を振り返って、その意識変革を始めましょう。
そして、良質の睡眠。皆さんご存じの午後10時から午前2時の睡眠ゴールデンタイムに、いかにし
て安心した良い眠りを心身に提供し、痛んだ心と身体を修復できるか?がポイントです。
最後に、「過敏症を治す」ということに違和感を感じるのは、私一人ではないでしょう。
「治す=元の生活に戻ること」を、克服した人の多くは望んでいないというのが現状です。
確かに、家族のために収入を得なければならない人は、また、戦場に戻り化学物質や電磁波と戦い続けなければならないかもしれません。
でも、発症前のように添加物たっぷりの食事を摂り、ぎとぎとの化粧をし香水をつけ、タバコを吸うことを望んでいるような人は、たぶん、残念ながら過敏症を再発させるか、致命的な生活習慣病に倒れてしまうことでしょう。
ですから、あらかい健康キャンプ村では、「治す=過敏症を受け容れて環境にやさしい生き方を学び、上手に有害物質を避けながら、賢く暮らしていく=意識を変えること(自己変革・改革)によって豊かに健康的に社会復帰する=克服する」、という意味合いをもって、利用者の皆さんと共に自己治癒方法を試行錯誤しています。
その点を深くご理解いただければと思います。
また、将来的にはもっと画期的な、かつ、即効性のある効果的な自己治癒方法も見つかるでしょうが、今は、そもそも人間の身体機能を活用した自己治癒で、少し時間はかかるものの、抜本的な心身&意識変革(改革)によって克服するのが最善ではないかと感じております。
この世界不況も続きそうですし、とにかく、サプリやレメディなど薬に依存したり、衣服やリフォームなどお金がかかることを一旦脇に置いて、低コストでも一工夫して体調改善する努力をしてみてはいかがでしょう?
発症して苦しんでいる方とご家族にとって、必ずやV字回復につながるよう、心より祈念しております。
なにはともあれ、夢と希望、笑顔、愛を常に大切にしたポジティブな生き方、それが一番の特効薬と信じて免疫と波動を落とさぬよう日々努力することで、過敏性は徐々に治まるはずです。
平成21年7月
文責:南会津町あらかい健康キャンプ村 管理人 池谷 純仁
runより:やり方次第では化学物質過敏症も電磁波過敏症もそんなにお金を使わないで治していけると私も思います。
安全地帯作りが特に重要ですね。