平成23 年度 環境省請負業務結果報告書39 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Magnetic field:磁界
ベクトル量 H 。

これは空間中のあらゆる点におけ
る磁界を規定する。アンペア/メートルで表わされる(A m-1)。「磁束密度」参照。

Magnetic field strength (H):磁界強度(H)
磁界ベクトルの大きさ。アンペア/メートルで表わされる(A/m)。

Magnetic flux density (B):磁束密度(B)
運動中の単一または複数の電荷(電流)に及ぼす力を決定するベクトル量。テスラ(T)で表わされる。

1ガウス(非推奨の単位)は10-4 テスラに等しい。

Magnetophosphenes:磁気閃光
誘導電流が網膜を刺激することによって引き起こされる光の瞬きの感覚。

Mean:平均値
一連の測定値またはデータの算術平均。
Median threshold:閾値の中央値閾値の統計学的分布において、被験者の50%はこの値より大きな閾値を持ち、他の50%はこの値より小さな閾値を持つような閾値。

Medical exposure:医療ばく露
医学的診断または承認された治療を受けている患者として、または医学研究のボランティアとして、個人が受ける低周波の電界および磁界のばく露。

Mutagen:突然変異原
突然変異を起こすことができる物質。

Mutation:突然変異
遺伝物質における検出可能で遺伝性をもつ変化。ただし遺伝子組み換えによるものではない。

Nerve:神経
軸索の束。

Nerve fiber:神経線維
一本の神経軸索。

Neuron:ニューロン(神経細胞)
通常は一本の軸索、細胞体、樹状突起からなる一つの細胞単位。

Non-ionizing radiation (NIR):非電離放射線
物質中で電離(イオン化)を引き起こすための十分なエネルギーを持たない、電磁スペクトラム中の全ての放射線と電磁界。

その特性は、12 eV以下の光子エネルギーであり、これは、波長が100nm以上、または周波数が3 × 1015 Hz以下と等価である。

Non - uniform field:非一様な界
考察対象である身体または身体の一部分の範囲内で、振幅、方向、相対位相が一定でない界。電界の場合、身体の存在によって擾乱されていない環境中の電界に対して、この定義を適用する。

Occupational exposure:職業的ばく露
正規の、または割り当てられた職務遂行の結果として、個人が経験する全てのEMFばく露。

Peripheral nerve:末梢神経
中枢神経系の外にあり、を入出する神経。

Permeability:透磁率
磁界との積が磁束密度になるスカラー量またはテンソル量。注:等方性媒質ではスカラー、異方性媒質ではマトリクスである。同義語:絶対透磁率。

物質または媒質の透磁率を真空中の透磁率(磁気定数)μ0 で割ったものを比透磁率(μ)と呼ぶ。単位:ヘンリー/メートル(H/m)。

Permittivity:誘電率
帯電体間の吸引力または反発力に及ぼす媒質の影響を決定する定数。

ファラッド/メートルで表わされる(F/m)。比誘電率は、物質または媒質の誘電率を真空中の誘電率で割ったものである。

Phase duration (tp):位相間隔
平均値ゼロの波形がゼロ線と交差する点と点の間の時間。周波数 f の正弦波の場合、tp= 1/(2f)。指数関数波形の場合、 tp は波形のピーク点からピーク値の0.37 (e-1)に減衰する点までを測定した時間と解釈される。

Phosphene:閃光
光以外の刺激によって起こる視覚系の感覚。電気閃光は電流によって誘発され、磁気閃光は磁気的に誘発される。

Plasma membrane:細胞膜
動物および植物細胞の細胞質を包む脂質二重層。

Polarization (cellular):(細胞の)分極細胞膜内外に形成された電位差。

Power frequency:商用周波数
交流電気が発電される周波数。電気事業において、北米、ブラジル、日本の一部では60 Hz、世界のその他の多く地域では50 Hzである。

Protein:たんぱく質
複雑な形状と組成をもつ高分子量の窒素含有の有機化合物グループのひとつ。

Public exposure:公衆ばく露
公衆の成員が経験する全てのEMFばく露。職業的ばく露および医療処置中のばく露は含まれない。


Radiofrequency (RF):無線周波数
3 kHz から300 GHzの範囲の周波数をもつ電磁エネルギー。

Reduction factor:低減係数
ガイドライン策定過程における不確かさの様々な原因に対する補正のために影響閾値に低減を加えること。

ばく露-影響閾値レベルに関する不確かさの原因の例としては、動物のデータをヒトでの影響に外挿すること、生理学的予備能とそれに対応した許容度の個人差、量-反応関数における統計学的不確かさ(信頼限界)などがある。ガイドライン施行上の測定における不確かさは、遵守手法の開発を職務とする組織が担当するのがより適している問題であるというのが、ICNIRP の見解である。この不確かさは、ICNIRP による低減係数の設定では考慮されていない。

Reference levels:参考レベル
許容可能な安全係数をもたせて設定された、有害な影響を受けること無くばく露されるであろう電界、磁界、接触電流の実効値およびピーク値。基本制限を超えないことが証明できる場合、本文書の電界および磁界ばく露に対する参考レベルは超えてもよい。

したがって、参考レベルは、基本制限の遵守を明確にするために用いることができる実際的または“代用的”なパラメータである。

Relative permeability:比透磁率
(絶対)透磁率(この項参照)を真空中の透磁率で割ったもの。

値が1に近いということは、その物質が外部磁界によって極めて弱くだけ磁化されることを意味する。

Relative phase:相対位相
ある正弦波波形と同じ導電性媒質中の他の点で測定される別の波形との位相差。または基準の波形との位相差。

Relative risk (RR):相対リスク
調査対象グループの疾患率の比較グループの疾患率に対する比率。必要に応じて、年齢などの交絡因子の調整を行う。稀な疾患の場合、実際上、相対リスクはオッズ比と同じである。

Root mean square (rms):実効値
時間を変数とする関数 F(t) の二乗値の時間t1からt2までの指定された時間にわたる平均の平方根。

まず関数を二乗し、次に得られた二乗値の平均値を求め、その平均値の平方根を得ることで導かれる。

S.I.:国際単位系
International system of unitsの略語。
Spatial Peak:空間ピーク値人体の小さな体積または面積にわたって平均された特定の物理量の最大値を記述する用語。

Spark discharge:火花放電

発生源に直接接触するのとは異なり、空気の間隙を通る電流の移動。空気を電離するために十分な高電圧が必要である。

Static field:静的な界
時間とともに変化しない界。ほとんどの環境中で、電界および磁界は時間とともに変化するが、周波数スペクトラムには0 Hz成分が含まれる。

このような界の「準静的」成分は、サンプル時間中の振動信号を平均することにより測定できる。

Tesla (T):テスラ
磁束密度の国際単位。1 テスラ = 10000 ガウス(この項参照)

Threshold:閾値
反応と無反応の境界を示す刺激のレベル。


Ventricular fibrillation:心室細動
心室の不整脈で、小刻みで調整を失った収縮を特徴とする。

Voxel:ボクセル
3次元の計算要素。本スタンダード(訳者注:原文に忠実)では、ドシメトリモデルの動物および人体の組織を表現するために用いられる。

Waveform:波形
電気的振幅の時間に伴う変動。特に他に記述されないときは、本スタンダード(訳者注:原文に忠実)では、この用語は生体媒質中のある部位での値(または測定値)を指す。
Workers:作業者
「職業的ばく露」参照。