・防疫センタの注意
・ 露出した皮膚あるいは衣類にのみ少な目に使う。
・ 高濃度の製品を皮膚に、特に子供の皮膚に使うのを避ける。
・ 吸入したり、飲み込んだりするな。眼に入れるな。
・ 長袖シャツと長ズボンを可能な場合着用し、ディート被ばくを避けるために、衣類にディートを使いなさい。
・ 子供の手に使うな。子供は眼や口に触れると思われる。
・ 傷や炎症のある皮膚に使うな。
・ 忌避剤を控えめに使いなさい。
一回の使用は4-8時間の効果がある。たくさんかけても効果は増加しない。
・ 室内に入ったら忌避剤を洗い落としなさい。
・ 忌避剤により障害が起こったと思われる場合、忌避剤を使用した皮膚を洗い、医者に連絡しなさい。
カナダ保健省の規制 [31]
カナダ保健省農薬管理規制局は、2002年にディートの再評価を行い、ディートの神経毒性などを懸念して、厳しい規制をすることになった。
30%より高濃度のディート製品の販売禁止を含む、次の規制が発表されている。主な点をあげると:
● 大人と12才より大きい子供
30%より高濃度のディートを含む製品は登録を認めない。
これ以上の濃度のディートが必要(有効)であるというデータがない。
低濃度でもより高い濃度と同じく有効であるが、有効な期間は短い。
● 子供
6か月より幼い子供
・ 幼児にディートを使ってはならない。
6か月から 2 才の子供
・ 虫に刺される危険が高い場合は、1 日に 1 回使って良い。
・ 最も濃度の低い製品(10% 以下)を使うべきである。
・ 控えめに使い、顔と手に使うな。
・ 長期使用は避けるべきである。
2-12 才の子供
・ 最も濃度の低い製品(10% 以下)を使うべきである。
・ 1日に3回より多く使うな。
・ 顔と手に使うな。
・ 長期使用は避けるべきである。
● ディートとサンスクリーンを混ぜた製品
ディートは控えめに使うべきであるが、サンスクリーンは日光から防御するために、おしまずに頻繁に使うべきである。
このような矛盾した使い方をする製品の登録は認められない。