・生態影響
鳥類への影響
○ フェンチオンは鳥類に毒性が非常に強く、コリンウズラで4 mg/kgより低く、アヒルで26 mg/kgである。[1]
○ 鳥類でのフェンチオン中毒の急性症状は、流涙・泡状のよだれ・運動低下・振戦・気管の充血・歩行の場合の協同欠乏・呼吸が異常に急速・呼吸困難である。[1]
○ ニワトリはフェンチオンを25 mg/kg投与した場合、足が弱まる。
家禽類の急性経口LD50は15-30 mg/kgである。[1]
○ 30日間0.5 mg/kg/日のフェンチオンを投与すると、生き残ったマガモの産んだ卵は出生率が低下した。[1]
水生生物への影響
○ フェンチオンは魚に中程度に毒性があり、ニジマスの96時間LC50値は9.3 mg/L、金魚で3.40 mg/Lである。[1]
○ 淡水無脊椎動物に非常に有毒である。[1]
その他の生物への影響
○ ハチに非常に有毒である。[1]
環境中運命
土壌と地下水中での分解
○ フェンチオンは土壌に中程度に残留し、野外の平均半減期はほとんどの条件で34日である。[1]
○ 土壌中で、フェンチオンは約4-6週間残留する。[1]
○土壌粒子にかなり強く吸着し、土壌を通って動かないと思われる。[1]
水中での分解
○ フェンチオン使用の2週間後、河川水中に50%が残っていたが、4週間後には10%であった。[1]
○ アルカリ条件下ではより速く分解する。[1]
植物内での分解
○ 薬害が起こることが報告されている。[1]
○ イネに散布したフェンチオンの10%が6時間後に葉に残っていた。
半分は米ぬかに、6.5%が精米にあった。[1]
runより:本文にある通りフェンチオンは既に販売されていない過去の物です、それでも掲載するのは化学物質過敏症は発症の起爆剤か類似した物に強い反応を示すからです。
cs歴10年とかだと起爆剤だった可能性があるのでこういう物も例外なく掲載します。