水銀:神経毒物 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境汚染問題 私たちと子どもたちの未来のために
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・水銀:神経毒物
一部の産業に従事する人や汚染源近くに居住する人を除けば、水銀による影響はほとんどが有機水銀特にメチル水銀によるものです。

農薬や医薬品、あるいは一部の工場等から放出されたメチル水銀などを除くと、工場や焼却場あるいは最終処分場から放出された無機水銀が生物によってメチル水銀に変えられたと考えられています。

ここでは主にメチル水銀について、神経系や子どもの発達への影響・発癌性などについて考えます。


メチル水銀の健康影響
  米環境保護庁は1997年12月、米議会に水銀に関する研究報告書を提出した。報告書の第5巻は水銀と水銀化合物の健康影響にあてられており、吸収や代謝・体内分布・排泄、生物学的影響、脆弱な集団、量応答関係などを分析している[1]。ここでは報告書を中心にしてメチル水銀の影響を紹介する。
 
 
メチル水銀の吸収・分布・排泄[1]
 
● メチル水銀は消化器から急速に吸収される。
 
● 吸収されたメチル水銀は体全体に分布する。
 
● 血液脳関門や血液胎盤関門を容易に通過する。
 
● メチル水銀は体内で比較的安定で、人間で半減期は44~80日と推定されている。
 
● 排泄は大便や尿・母乳を通じて起こることが知られている。