何がMCSを起こすのか? | 化学物質過敏症 runのブログ

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・何がMCSを起こすのか?
 
誰も何がMCSを起こすかを確かには分からない。

しかし、非産業職場で、多くの一般的な製品と工程がMCS発症に関与すると突きとめられることが多い。
 
・ 新しいカーペットのガス
・ ガスストーブ
・ 洗濯用品
・ 家庭のペンキ
・ 農薬と木材防腐剤
・ 自動車排気ガス
・ 新しい建材と家具
・ 絵画や写真・印刷・その他で使う有毒化学物質
・ 新しい衣服や本・その他の製品中のホルムアルデヒド
・ 感圧複写紙やインキ・コピー機・レーザープリンターのトナー
・ 受動的喫煙
 
私たちのシステムが安全に処理できない有毒化学物質のレベルに襲われた場合、私たちの一生のどこかの時点で、多くの人が病気になるだろう。一部の人にとって、結末は癌や生殖障害であろう。

他の人はこれらの化学物質に対して過敏になり、あるいはその他の慢性疾患を発症するだろうが、一部の人は何らの気づかれる健康影響を経験しないだろう。

高レベル被ばくが起こってさえ、一般に、ごく少ない割合の人が化学物質に過敏になる。

毒物の傷害に対する閾値は、感受性が個人間で非常に多様なので、誰に対しても同じではない。
 
消費製品中の大部分の化学物質は、癌や生殖障害、長期間低レベル被ばくの影響のような、健康影響は検査されずにいる。

これらの物質が女性や子供・すでに病気のある人にどのように影響するかもほとんど研究されていない。
 
一度、人の防御がうち破られて、過敏になると、幅広い様々な一般的化学物質被ばくが反応を誘発する。

問題を引き起こす製品や化学物質は、影響を受けた人々の間で非常に多様である。

これには最初にMCSを引き起こした同一の化学物質と、次のものがある。

・ 香水と香料
・ ドライクリーニング溶剤
・ 洗剤やその他のクリーナー
・ 麻酔
・ 処方薬
・ 食品・飲料・薬中の人工色素と香料・保存料
・ 治療
 
MCSは医者にとって定義し診断することが困難である。

症候群として互いに一致する症状の単一の組合わせ、あるいはMCSの単一の診断検査はない。

その代わり、医者は環境と産業被ばくを含む患者の完全な経歴をとり、この問題のある状態を診断する探偵としての役を努めるべきである。
 
MCSの発症後、個人の健康は一般に悪化し続ける。化学物質に過敏な状態が明らかになってのみ、改善し始める。

多くの治療は一部の患者の基準的な健康状態を改善するのに役立つだろうが、現時点で、避けることを除いて単一の「治療法」はない。
 
反応を誘発する化学物質を避けることは、MCS治療の本質的な部分である。

厳格に被ばくを避けることができるMCSの人は、1年以上の期間に渡って健康の劇的改善を経験することが多い。

しかし、大量の新しい検査されていない合成化学物質はこのことを極度に困難にしている。
 
MCSに影響されている人は、家庭内に化学物質放出から比較的免れる「聖域」を作ることが多く、そこで可能な限り多くの時間を過ごす。

事故的な不可避的被ばくの深刻な衝撃のため、MCS患者は可能な限り家で多くの時間を過ごすことが多く、社会に参加しないことを選ばなければならないことが多い。

結果として、活発な仕事や社会生活ができないことによる、強い孤立と自尊心の喪失と抑うつを経験するだろう。このため支援的なカウンセリングは非常に役立つ治療であることが多い。