電磁波過敏症に関するオーストリア医師会のガイドライン8 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・5.診断
電磁場症候群の診断は、時間を越えた症状の進行だけでなく、健康問題と電磁場被曝の関連性にとりわけ注目した、広範囲に渡る症例履歴に大きく基づくだろう。

さらに、電磁場被曝測定と付加的な診断検査の結果が診断をサポート
するために利用できる。なお、他のあらゆる可能性のある原因は、できるだけ除外されるべきだ。
私たちは、国際疾病分類(ICD-10)のコードZ58.4(放射線への被曝)が、
当分の間、電磁場症候群のために使われることを推奨する。

6.治療
治療の最初の手順は、できるなら電磁場のあらゆる発生源を取り除くか減らすことに注意する、電磁場被曝の削減または防止でなりたつべきだ。

数多くの例が、そのような対策が有効性を立証できることを示してきた。
十分な電磁場削減が全ての症例で可能なわけではないので、その他の対策が考慮できるし、考慮されなくてはいけない。付加的な被曝を最小限にするためだけでなく。

電磁場への抵抗を高め、増やすこともこれらには含まれる。

いくつかの症例で、ホリスティック医学の治療の肯定的な影響が報告されてきた。
私たちは、患者が明白な病気を示すなら、適切な治療を診断後に開始することを自明のこととする。

そのような治療と関係なく、電磁場を減らすための上記で述べた対策もまた行なわれるべきだ。
患者における電磁場の主な影響は、酸化とニトロソ化調節能力の減少であるという科学的証拠が増えている。

この仮説も、電磁場過敏性の変化の観察と電磁場被曝の状況で報告された数多くの症状を説明する。現在の見地から、有害な過酸化亜硝酸を最小限にする目的で、例えば多系統性疾患に関して増えている根拠など、治療アプローチを推奨することは有効なように見える。
要約すると、下記治療方法は個々の症例しだいで、有効なように見える。

a) 高周波電磁波と電場、磁場に対する被曝の削減
さらなる情報は、www.salzburg.at/informappe-elektrosmog.pdf
電磁スモッグに関する情報フォルダーを参照。


b) ライフスタイルの指導 (運動、栄養、中毒性の物質、睡眠習慣など)
ストレス削減対策(一般的なストレスと仕事のストレスの減少)、同様にストレスへの抵抗を高める方法(自律訓練法、ヨガ、進行性の筋肉リラクゼーション、呼吸テクニック、瞑想、太極拳、気功)。

c) ホリスティック治療
抗酸化や抗ニトロソ化治療、微量元素、ビタミン、アミノ酸など。

d) 症状の治療 原因が確認され取り除かれるまで。
参照文献(省略)