・出展:農業情報研究所
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/index.html
・強毒殺虫剤に依存するブラジル農業 ブラジル衛生監督庁が暴露
農業情報研究所(WAPIC)
10.6.3
ブラジル農業は、サイヘキサチン、アセフェート、メタミドフォス、エンドスルファンなど、毒性が極めて強いために米国、ヨーロッパ、インド、中国などで使用が禁止されている農薬に頼っている。
これは、5月30日付の”O Estado de São Paulo”誌でブラジル衛生監督庁(Anvisa) が確認した事実だという。
Anvisaは、1999年の創設以来、4つの農薬を禁止、2008年には危険と判断された14の製品の新たなリストを作成した。
しかし、行政の怠慢、政治的圧力、裁判提訴などで、これら農薬が使い続けられているという。
Le Brésil utilise des pesticides interdits ailleurs,Le Monde,6.1
http://www.lemonde.fr/planete/article/2010/06/01/le-bresil-utilise-des-pesticides-interdits-ailleurs_1366043_3244.html
ヨーロッパでは、こうしたこと理由に、ブラジル産農畜産物の輸入を停止せよという農業者団体の声が高まっている。
ロシアも最近、衛生上の理由でブラジルの一定の食肉工場からの牛肉」の輸入を停止した。
米国も、牛の腸内寄生虫を駆除するための農薬の基準値以上の残留で、ブラジルからの牛肉の受入を拒否した。
ブラジル農畜産物の輸入が少ないためか、日本は平穏である。
runより:鈴鹿はブラジルの人が多いので専用のスーパーマーケットがあり母国から輸入しています。
あまり平穏とは言えないかもしれませんね。