・出典:経皮毒がわかる
http://keihidoku.cjammbon.com/
・経皮毒とは何か
まず経皮毒(けいひどく・けい皮毒)とはどういうものなのでしょうか。
経皮というのは「皮膚を通りぬける」ということです。
つまり「経皮毒とは皮膚を通じて体内に毒が入ること」なんです。
毒というと身近な感じがしませんが、経皮毒でいう毒とは日用品に含まれる有害化学物質をさします。
普段何気なく使っているシャンプーやリンス、化粧品、洗濯洗剤、入浴剤、家具や壁の塗料などなど、さまざまな日用品に経皮毒の影響を及ぼすといわれる有害化学物質が含まれています。
経皮毒は吸収されやすく排出しにくい
それらの化学物質は目に見えないほど小さいために、皮膚の毛穴などから簡単に体内に入ってきます(経皮吸収)。
ちょっと石けんで手を洗う程度でも経皮毒は吸収されます。
しかも問題なのは、一度体内に取り込まれた経皮毒性のある化学物質は容易に排出することができないということです。
そして、それらの経皮毒性化学物質は様々な影響を与えます。
この「経皮毒がわかる」では、話題の経皮毒についてさまざまな視点からまとめています。
経皮毒とはどのようなものが原因となり、どのような症状を引き起こすのか、きちんとした知識を身につけ経皮毒から身を守りましょう!
経皮毒の原因となる有害化学物質とは何か
経皮毒とは肌から有害化学物質が体内に入り込むことだと説明しました。では、そもそも有害化学物質とは何なのでしょうか?
昔から化学物質の有害性の問題は取り上げられてきました。
ただ、すべての化学物質が有害であるというわけではありませんし、化学物質自体ものすごく多様で、10万種類以上あるといわれています。
それらすべての化学物質の人体への影響(長期的な影響も含めて)を完全に把握するのは困難です。
そのような多様な化学物質が様々な用途で使われていますが、中でもプラスチックや合成ゴム、合成繊維、合成界面活性剤などの石油化学物質は安価な大量生産が可能なため様々な日用品で使用されています。
それら化学物質中で人体に悪い影響を及ぼすものが有害化学物質であり、経皮毒性のある化学物質もそれに含まれます。
経皮毒関連も含むと有害化学物質は1500種類以上
有害化学物質は1500種類以上あるといわれています。
ニュースなどで話題となり知名度の高い有害化学物質としては、「アスベスト」や「ホルムアルデヒド」などがあります。
また、これらの有害化学物質は環境ホルモンとしての働きを持つものもあります。
環境ホルモンは問題がないという人もいますが、「奪われし未来」で警告しているように微量でホルモンバランスを崩す恐れのある化学物質については追求しておくべきではないかと思います。
経皮毒に関しては、こういった有害化学物質の中で経皮性(皮膚を通して入り込みやすい)のものになります。