ネオニコチノイド系農薬2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ネオニコ系農薬の国内使用におけるこれまでの経緯1990年代に日本に登場~新農薬への対策が遅れる日本2007年春までに、北半球で1/4のミツバチが消えた~1990年代、ヨーロッパ諸国でミツバチの大量死が発生。

働き蜂が巣に戻らず群体ごと消滅してしまうこのCCD(蜂群崩壊症候群)と呼ばれる現象は全世界に広がり、日本でも深刻な問題となりました。
 
原因は、地球温暖化、ダニ、栄養失調、ウィルス、ストレス、農薬など、様々な絡み合って起きていると推測されていますが、中でも直接的な原因として疑われているのがネオニコチノイド系農薬です。
 
2002年頃からフランスでは毎年30~40万匹のミツバチが変死し、蜂蜜の生産量が1995年32万トンから2001年には4万トンに減少。

2006年、フランス政府は早くもネオニコチノイド農薬の一部規制を始めました。
 

◆増え続けるネオニコチノイド系農薬と浸透性農薬 一方、日本では、ネオニコチノイド系農薬と浸透性農薬の国内出荷量は、年々増加の一途を辿り、この10年で3倍となっています。

農業、林業のほか、家庭用(住宅建材、シロアリ駆除、ペットのノミとり、家庭用殺虫剤、ガーデニングなど)と多用され、殺虫剤、殺虫殺菌剤の国内出荷量の上位を占めています。

◆夢の新農薬以前よりはるかに少ない量で殺虫効果が高く、さらに影響が持続する新農薬は、生産者にとって“夢の新農薬” でもあります。

減農薬で作業効率も上がる新農薬は、日本では、農薬を求める農業者、農協、そして農薬企業などが一体となって使用、販売を推進。“低毒性” であることを鵜呑みにした多くの人が、未だこの農薬の安全性を信じているのが現状です。