この話は「俺イイヤツ(・∀・)/」という話ではありません。
ただ他人事とは思えなかっただけなんです(-。-;)
今日も日課の深夜ウォーキングに出たのですが踏切の手前、車が停めてある側に誰か座ってました。
車を修理してる様子も無く何か盗もうとしてる様子も無い、暗いので近くに行くと60~70代のおっちゃんが座り込んでました。
「どないしたんです?転びはったんですか?」
「ちょっと飲み過ぎて真っ直ぐ歩けずに転んでもうたんや」
なるほど、しかし24時の気温は10度以下。
このままでは良くないのでとりあえず起こしてあげました。
「ありがとなニーチャン。」
と言って歩きだしたのだが暴走族も真っ青の蛇行歩行。
ふと農薬にやられている時の自分が脳裏に浮かんだ。
2車線の道路を蛇行しながらフラフラ歩き何度も転んで痛い目に遭っている。
とても他人事とは思えなくなって「おっちゃん、家まで手を貸しますわ」と言って送る事にした。
この時気づいたのですがこのおっちゃん足が悪いそうで余計にフラフラしやすい状態だったんです。
田んぼに落ちたり歩道と車道の区切りの奴(何ていうのかな?)に足を引っ掛けて転んだり路上で寝て轢かれたり・・・
何が起きてもおかしくない、若くてシラフだった自分でも大怪我したのだ。
500m程腕を抱え歩く、段々おっちゃんは前に倒れそうになる。
「もう少し」というのでオンブしてアパートに着いた・・・ってココはヨーゼフとあだ名があるやたらデカイ犬が居るアパートやん!Σ(~∀~||;)
しかしヨーゼフの姿は無かった、訳アリで処分されたらしい・・・可哀想だ。
とりあえずおっちゃんの部屋の前に着いたら「有難う、助かりました」とお辞儀したらそのまんまおっちゃんは前に転げ落ちた。
ひえええぇぇぇ・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
こりゃ部屋に入るまで見届けないといけないなぁ・・・とりあえず頭を打ったように見えたので出血が無いかチェック、大丈夫なようで安心した。
ドアを開けたら電気が点いていたが誰も出てこない、1人なんだろうか?
とても聞く気にはなれなかった、部屋には上がらず玄関の鍵をかけた音を聞いてからしばらく待った。
本当は部屋に上がって休ませてあげるべきと思ったのですが、鍵を閉める為に歩いたらそれも危険。
特に倒れたような音もしなかったのでその場を去った。
良い事をした訳ではないんです、自分も誰かにこうして助けてほしいと思うから他人事とは思えなかったんです。
1人なのか聞けなかったのも20年後の自分を思うと怖くなったんです(>_<)
これから夏がやってきます、いつ農薬で蛇行するか分かりません。
他人事じゃないんです・・・