・出典;化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html
・ピコ通信/第162号
発行日 2012年2月23日
ホテル予約でわかったこと
日常的に使われているファブリーズ
匿名 (小樽・子どもの環境を考える親の会)
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1.宿泊予約時のお願い
最近人気のでてきた北海道・定山渓温泉のリゾート・スパMというホテルに、宿泊予約のさいに、「部屋に芳香剤や消臭剤を置かないでください。
また、「ファブリーズ」(消臭・除菌剤)等も使用しないでください。
アメニティもニオイのきつい物は、ポリ袋に入れるなどして部屋に匂いが広がらないようにお願いします」とメッセージを送りました。
すると、ホテルのマネージャーから電話が入り、「毎日香りつきのファブリーズを使用しているので、しないわけにはいかない。
お客さんの臭いをそれで消臭している。
部屋には換気扇もない」と回答がありました。
私が、ファブリーズについての説明とグリーン購入ネットワークのことを紹介したところ、あらためて連絡すると言われました。
2.過去の経験
私は、数年前から、宿泊するホテル・旅館に対し、シックハウスや化学物質過敏症の原因になる消毒や芳香剤の使用をしないようお願いしています。
特に修学旅行や研修旅行など子どもたちが宿泊する施設に関しては、学校の先生方、旅行会社とともに、使用していない宿を探したり、使用を中止していただくなどの協力をお願いしてきました。
北海道内の一部のペンションや民宿などでは、トイレに消臭剤が使われています。
ある地域では、毎年どの消臭剤(芳香剤)にするか、どれが強力かなどと旅館組合で協議するといいます。
いまだに、ニオイで臭いを隠そうとしていることは残念です。
小樽市内の有名ホテルでも、芳香剤を部屋にまで置いていて閉口したことがあります。
それでも、宿泊前に要望を伝えた場合は、全ての宿泊施設が、芳香剤を撤去し、窓明け換気を行い、寝具やタオル類に柔軟剤を使用しない、室内の水拭きなどを快くしてくださいました。
また、「他に何かできることはないか」と聞いてくださり、チェックアウトのさいには、「大丈夫でしたか」と声をかけてくださいました。