ダイオキシン、ベンソピレン、インドールのニ毒性の違い | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_53_07.html

・ダイオキシン、ベンソピレン、インドールのニ毒性の違いはどこまで分かったか?
1 。はじめに
ダイオキシン類や多環芳香族類の環境汚染により、人に健康影響がでていることが理解され研究が急速に進行しているが、健康影響を科学的に解明するためには、細胞内においてそれら物質がどのような挙動をしているか理解する必要がある。
120世紀木から急速に進歩している、遺伝子の働きを解明する分子生物学の手法が、その基本的理解を助けてくれる。

京都大学地球環境学堂松井研究室は、ダイオキシン類、多環芳香族類、インドール類の毒性の違いに着目して分子生物学研究を行ってきた。
2 。ダイオキシン受容体( 多環芳香族受容体-A h R ) の役割
ダイオキシン煩以外に、石炭、石油、木材その他有機物質の燃焼により多数の多環芳香族類が生成する。
さらに、日常摂取している食品中にも多環芳香族煩が存在する。

特に、人の血液、尿中のインディルビン、インディゴのインドール類は、藍染の色素であるが、腸、肝臓で腸内細菌の介在で日常生合成していて、ダイオキシンより低濃度で受容体と結合することを松井研究室が発見した。

石油、石炭、木材燃焼により発生する多環芳香族類も、食品から摂取している多環芳香族類も、人の細胞内に侵入して、ダイオキシン受容体( 多環芳香族受容体又はA h R ) により受け止められて合体し、他の補助的蛋白質( 転写因子) と複合体を形成して、さらに糾胞の核内に移動して遺伝子の特定領域に結合する。

この一連の動きを図1 に示す。


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