余剰水銀の環境的に適切な管理3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・水銀廃止戦略:効果的な収集-早期の安定化-安全処分

 余剰水銀供給に関連する問題に対応するために、生物圏からの永久隔離により効果的に水銀を市場からなくし、リスクの可能性を削減するための3段階戦略が提案される。

それは次の段階からなる。

効果的な収集-早期の安定化-安全な処分

 効果的な収集は、市場で受容される用途が最早ない金属水銀と水銀化合物を排除するのに役立つ。

水銀の安定化は現在、商業的に利用可能な技術であり、金属水銀を非溶解性又は、少なくとも溶解性の低い化学物質にすることができる。

金属水銀の仮保管は、余剰水銀を収集し、出荷の準備をするために必要であるが、金属水銀の保管期間は可能な限り短くすべきである。

最後に安定化された水銀の安全な処分オプションを開発する必要がある。

このコンセプトは水銀の生物圏からの早期及び不可逆的隔離を目指すものである。

それは、水銀のような危険で分解しない物質の処理のための最も安全で長期的なコンセプトである。

この戦略の実施の成功は次の工程によって評価されるかもしれない。


(国家需要見積りに基づいた)収集のための義務と要求に対応した法的枠組み、仮保管、処理、処分(国家レベル)
金属水銀と水銀廃棄物の改善された収集システムと輸送品質(国家レベル)
最終ユーザーの、又は廃棄物収集センターの仮保管施設の利用可能性。

金属水銀の保管期間は可能な限り短いこと(国家レベル)
安定化プラントの利用可能性(水銀廃棄物から水銀を抽出するために、水銀廃棄物処理プラントとの統合可能性)(地域レベル)。

安定化プラントは民間企業(例えば産業)又は政府所有かもしれない。
安定化水銀、水銀廃棄物、及び可能性ある他の有害廃棄物の処分のための施設の利用可能性。

安定化プラントと処分施設は、不必要な輸送をを少なくするためにできる限り近接させるべきである(例えば同じ国)(地域から国家レベル)
 これらの工程のある部分、特に他の国から安定化された金属水銀を受け入れる国の処分施設の操業は、ある程度の地域の協力が必要かもしれない。Concorde の調査によれば、大量の余剰水銀が2029年以降予想される。

それまでに安定化プラントがこの地域で運用可能となっていなくてはならない。水銀の安定化、仮保管、及び処分の一回のコストは、長期の金属水銀の保管コストより安い。

倉庫での地上保管は最終処分ではないので2、その後の期間の更なる保管と処分のための管理が必要である。

両方のオプションは水銀が最終的に処分されるまで追加的コストが発生するであろう。