化学物質過敏症の診断(1) | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・出典:国立病院機構盛岡病院化学物質過敏症外来便り
http://www.moriokahosp.jp/

・国立療養所盛岡病院化学物質過敏症外来便り
2003年6月号(Vol.1 No.3)
化学物質過敏症の診断(1)
化学物質過敏症の診断で一番重要なのは問診です。

化学物質過敏症外来では初診の方にはまず記入式の問診票を書いていただいています。

いつからどのような症状が起こったか、今までの病気、住居、周囲の状況、職業、住宅の環境、食事習慣、過敏に反応するものは何か、詳細な症状などたくさんの項目に応えていただきます。

平均でも記入に1時間はかかりますので、初診の時は予約時間の1時間前に来院していただいています。
以下に北里研究所の石川哲先生が作成された診断基準をお示しします。
<化学物質過敏症の診断基準>
主症状 1.筋肉痛あるいは筋肉の不快感
2.持続する倦怠感、疲労感
3.関節痛
4.持続あるいは反復する頭痛
副症状 1.咽頭痛
2.微熱
3.下痢・腹痛・便秘
4.羞明、一過性暗点
5.興奮・精神的不安定・不眠
6.皮膚のかゆみ
7.月経過多
検査所見 1.副交感神経刺激型の瞳孔異常
2.視覚空間周波数特性の明らかな閾値低下
3.眼球運動の典型的な異常
4.SPECTによる大脳皮質の明らかな機能低下
5.誘発試験の陽性反応
診断↓
主症状2項目+副症状4項目
主症状1項目+副症状6項目+検査所見2項目