脳内物質について | 化学物質過敏症 runのブログ

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脳は正常に働いている時も、そうでない時も脳内物質が分泌されているのです。


心が不安定なときは、脳内物質の分泌が正常ではないのです。

すなわち心の働きは脳内物質と密接な関係にあります。

脳内物質である代表的な化学物質をいくつか紹介しましょう。

      
             アドレナリン


皆さんもこの名前はよく聞かれると思いますが、実は「アドレナリン」は商品名

で、正式には「エピネフリン」といいます。

恐怖や不安を感じた時に分泌されます。

             ノルアドレナリン


  
これも「アドレナリン」と同じように商品名で正式には「ノルエピネフリン」といいます。

怒りを感じたときに分泌されるのです。

              ドーパミン


快感や喜び、やる気などを感じた時に分泌されます。

また、パーキンソン病の患者はドーパミンが減少しています。

逆に過剰に分泌されると統合失調症(精神分裂病)になるのです。

覚せい剤やコカインなどの麻薬はドーパミンの分泌を増加させて快楽を得る薬物なのです。

               セロトニン


幸福感や満足感を作り出す脳内物質です。

精神を安定させる働きがあり、不安になるとノルアドレナリンやドーパミンを減少させて「癒しの効果」を作り出すといわれています。

セロトニンが不足すると様々な依存症になったり、うつ病になりやすいのです。


              アセチルコリン


記憶や学習と関係のある脳内物質です。

アルツハイマー病の患者の脳では、アセチルコリンが減少しています。

アルツハイマー病の患者にアセチルコリンを投与すると記憶が改善されることがあるそうです。

           エンケファリン・βエンドルフィン


脳で作られ脳内麻薬と呼ばれる化学物質の一種です。

痛みやストレスを減少させる効果があり陶酔する感覚を作り出します。

マラソンを走ったときになる「ランナーズ・ハイ」のように、本当はつらくて走りたくないのですが、快感を得られるために走ってしまうののも、この脳内物質の作用なのです。

              カフェイン


精神の興奮作用があり、眠気をさまして仕事や勉強に対して前向きにさせます。

しかし、過剰に摂取すると強い不安感の出る中毒症状に陥ることがあります。                 GABA(ギャバ)


正式名はγ(ガンマ)アミノ酪酸といいます。

最近、GABAを含んだ健康食品やチョコレートの宣伝を、マスコミやTVでよく耳にします。

GABAは不安を鎮めたり、睡眠を促進する効果がある脳内物質だといわれています。