自筆:化学物質過敏症治療と問題点 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症は発生原因がよく分かってない未知の病気に分類されています。
ここ数年で変わった事は保険適用になった事。
医師の間に広まりつつある事です。
そもそも化学物質過敏症は「病名」ではないそうです。
レセプト(電子カルテ)に化学物質過敏症と書いて良くなっただけで正式名称ではないのです。
CSと言ったりMCSと言ったり・・・統一感の無い病気。
化学物質過敏症は医学上完治したと言える決定打がありません。
ですが完治したと言える程回復はします。
化学物質被爆によって様々な症状を引き起こしますが全て個人差があります。
これが化学物質過敏症治療の発展の障害となっています。
現時点行われてる治療は10年前と大差ありません。
特効薬もパムぐらいの物で有機リンしか対象になっていません。
薬事療法と自然療法に分かれてますが成分に関しては大差ありません。
どのみち患者が解毒をしなければ良くならないのです。
代表的にはグルタチオン、ビタミン、ミネラル摂取。
酸素吸入、発汗、運動等が治療法です。
実はこれらは生きていて当たり前に行う事なんですね。
グルタチオンは体内物質です、その他の物も食事、運動、仕事で行う事ですね。
結局体内に入る化学物質より排出しなければ改善しないという事です。
しかし自律神経まで冒された化学物質過敏症はとにかく時間が掛かります。
特効薬も無く、先端医療も無いのが現状。
しかも敵である化学物質は目に見えない。
何に使われてるかも分からない。
使う事が前提の仕事も多くありその仕事に行くのに車で化学物質を撒き散らす。
化学物質過敏症は環境病なのである。
医者はアドバイスしてくれますが環境を変えるのは自分で変えるしかないのです。
周囲の理解に苦しみ、症状に苦しみ、環境に苦しむ。
しかも働く事が困難で完治までの期間も長い。
化学物質に関わらなければ回復も早まるが街中では事実上無理。
化学物質は人が運んでくるのだ、自分からビンのフタを開けて来るのでは無い。
マスクや酸素吸入しながらなら化学物質はある程度防げるが好奇な目で見られる。
まずは社会的に化学物質過敏症を認知させる事が必要だと痛感する。
そして患者は正しい知識を持って挑む必要も痛感する。
医者が出来る事は少ない、敵も変わらないのであれば自分が変わるしかない。
これが化学物質過敏症患者の置かれてる現状なのです。