加工食品のアレルギー表示について3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・表示に関する専門用語の解説
乳化剤:
牛乳とは全く関係ない添加物で、混ざりにくい2つ以上の液体をクリーム状にする作用がある。

代表的なものに卵黄や大豆由来のレシチンがある。
乳酸菌:
発酵によって乳酸を産生する細菌の総称で、ヨーグルトや乳酸菌飲料など乳製品の発酵によく利用されるが、菌そのものは牛乳とは関係ない。
乳糖(ラクトース) :
牛乳や母乳に含まれる二糖類を指す。

本来、乳糖そのものはアレルギー症状を誘発しないが、加工食品に使用される乳糖は牛乳からの精製過程で乳たんぱくが混入するため、牛乳の代替表記としても認められている。
カゼイン、ホエイ(乳清):
いずれも乳たんぱくである。

しかし、そのもので牛乳の代替表記としては認められていない。
たんぱく加水分解物:
「うま味」調味料の原料として使われているアミノ酸混合物を指し、原料(大豆、小麦、トウモロコシなど)のたんぱく質を加水分解して生成される。
でんぷん(スターチ):
トウモロコシ(コーンスターチ)、米、小麦、馬鈴薯(片栗粉のほとんどがこれ)、甘藷、タピオカ(キャッサバ)、豆類でんぷんなどがある。
デュラムセモリナ:
デュラムはグルテンの含有が多い硬質小麦という小麦の種類の名前で、セモリナ粉とはこの硬質小麦の中心の芯の部分だけを使用して挽いた粉のことをいう。
酵母:
酵母は糖分に作用してアルコールと炭酸ガスに分解する働きをもつ発酵菌(イーストなど)である。

パン酵母はパンを製造するのに適した酵母で、パンの成分を含むものではなく、小麦の代替表記としても認められていない。