・ぜん息などの情報館(一般の方)より
http://www.erca.go.jp/asthma2/
・運動を続けると、呼吸機能そのものを強くすることができます。
そのことで、発作を起こしにくくなるばかりではなく、体力がつけば病気に対する抵抗力もついてきます。
発作を起こしにくいスポーツとしては水泳が知られていますが、基本的にはどのような運動でもかまいません。
好きなことを楽しく続けられることが大切です。
もっともよくないのは、保護者が神経質になって必要以上にこどもを戸外での遊びや運動から遠ざけてしまい、その結果、こどもがぜん息という病気に対して神経過敏になってしまうことです。
運動誘発ぜん息の予防対策
運動誘発ぜん息を起こすことがありますが、予防対策を行うことでかなり防ぐことができます。
運動誘発ぜん息の予防策
1.運動前にインタールかβ2刺激薬を吸入する
2.十分にウォーミングアップをする
3.冬場はマスクを使用する
呼吸訓練をしましょう
発作時の息苦しさを軽減するために、横隔膜を使った腹式呼吸を身につけておきましょう。
小さなころから腹式呼吸を意識的にできるよう訓練しておくと、運動誘発ぜん息や小発作程度であれば、腹式呼吸だけでおちつく場合もあります。
腹式呼吸と胸式呼吸のちがい
腹式呼吸
リラックスして肺に新鮮な空気をたくさん
とり込むことができる
胸式呼吸
古い空気が肺にたまったままで、新鮮な
空気をたくさんとり込むことができない
.腹式呼吸を練習しよう
1.口を閉じて左手を胸に、右手をおなかに当てます。
2.鼻で深く息を吸って、おなかをできるだけふくらませます。
3.口をすぼめて、吸うときの3倍くらいの時間をかけてゆっくり息をはき、右手でおなかを胸のほうに押し上げます。