検査と診断 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・ぜん息などの情報館(一般の方)より
http://www.erca.go.jp/asthma2/

・検査と診断
症状や生活の環境などについて問診することとあわせて、肺機能、アレルギー、気道の炎症状態などに関する臨床検査を行います。ぜん息と似た症状を示す他の病気と判別するための検査も必要です。それらの結果を総合し、ぜん息の診断がなされます。

問診
家族にアレルギーの人がいる場合や、こども自身に湿しんやアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがある場合は、ぜん息を発症する可能性があります。

また、学校や職場、家庭においてストレスが多くないかなど、環境面の調査をとおして増悪因子との関連を探ることも、診断の手がかりになります。


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検査
肺機能検査
気管支を通る空気の通過状況をみるものです。
医療機関で肺機能検査装置を使って、肺の働きや気管支の細くなっている部分をみる詳細な方法と、家庭でピークフローメーターを用いて患者さん自身が測定し、1日の変動をみる方法があります。気管支拡張薬の吸入による拡張効果を知るためにも必要です。


軌道過敏性試験
気道の過敏さを測定します。
行うのはぜん息専門の施設に限られますが、症状がなくなっても本当にぜん息がよくなっているかどうかの判断に役立ちます。


皮膚テスト
皮膚に複数のアレルゲンを注射したり、皮膚をひっかいてそこにアレルゲンを滴下したりして、その反応から原因を見つける検査です。


血液検査/総IgE値
アレルギーを起こしやすい体質かどうかは、血液中の総IgE値を調べます。
正常だとほぼ150単位以下で、成人では多くても300単位以上になることはありません。


血液検査/RAST(ラスト)値
あるアレルゲンに対して反応するIgE抗体を、どのくらいもっているかを調べる検査です。
RASTは、結果を0から6段階で表し、数値が高いほどそのアレルゲンが、その人のアレルギーの原因になっている可能性が高くなります。

一方、低いからといって、必ずしも原因になっていないとはいえません。


タンの検査
タンの中に増加する好酸球や気管支上皮細胞を調べることで、気道炎症の程度を知ることができます。


胸部X線検査
ぜん息と同じような症状をもつ他の呼吸器疾患との見分けや、肺炎などの合併症を知るために必要です。


心電図検査
心臓ぜん息や肺性心といった他の病気との判別に必要です。