「原発をなくして」 子どもたちの声に「持ち帰って・・・」3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2.質疑応答

▼司会(主催者)
 今の子どもたちの訴えを受けて、今日10名の方が見えているので、おひとりずつ、自己紹介をした上で、今の訴えについてどのように受け止めたか、一言ずつお願いします。
(以下に一部の方の発言の概要を記す)

▼内閣府原子力災害対策本部被災者生活支援チーム
 今、いただいた声を持って帰って、できる限りのことをしたいと思う。

訴えの中で一番強く感じたことは除染である。

除染については、先週、政府としてしっかりとした計画を立てていくということを表明し、8月中にその計画を皆様にしっかりと説明できればと今準備中である。

▼原子力安全保安院
 支援チームとともに、対策本部の方で除染および前提となる原子炉の安全確保に努めている。

▼司会
 避難疎開についての訴えもあったと思うのですが?
(回答なし)

▼文部科学省大臣総務課
 ご意見は、しっかりと担当部署に伝え、今後の対策に向けて最大限、尊重したい。

▼司会
 子どもたちは除染をしてほしいとだけ言っているわけではない。

どなたか、除染ではなくて、集団疎開についてどのような対策をこれからしていくのかお聞かせ願いたい。

▼文部科学省
 先ずは原子力発電所の安定、次に学校がきれにできるように、頑張りたい。

▼橋本加那さん(中学2年生13才)
 学校がきれいになれば、安心して帰れるというわけではない。

安心できないから、このように手紙を書きました。

▼文部科学省

 もちろん、学校がきれいになるだけでは安心できないという気持ちは分かります。

ただ一方で、皆さんは朝から晩まで学校に通う時間が長いということで、先ずは、学校をきれいにしなくてはいけないというのが仕事の進め方です。

できるところからひとつずつ、やっていきたいのでご理解ください。

▼橋本加那さん(中学2年生13才)

 きれいにするという考えがあったなら、なぜ早くやらなかったのですか?
(回答なし)

▼生活支援チーム
 先週、いろいろ政府で決定したと説明しましたが、その中で、帰れるようにするためにはどうしたらよいのかということで、文科省から話がありましたように、原子炉の安全が確保されることが大前提です。

その次に除染できれいになる。その次が生活インフラであるということを示させていただきました。

▼子ども:どうして早くやらなかったのかと聞いたのです。
▼役人:我々としては最大限、早く取り組んできたと考えています。

▼子ども:最大限とはどういうことですか?
▼役人:最大限というのは予算がついたり、必要な関係機関との調整がついたり、それへの時間がどうしてもかかってしまうので、できるだけ早くするという方針を決めて行くことが最大限ということです。

▼こども:集団疎開の話がでましたが、その答えがまだありません。
▼役人:集団疎開は、我々の方はでは避難ですが、そこは土地の線量をしっかり計った上で、必要に応じて避難区域を設定しているのが、ベースとなっています。

学校単位といったところでは、先ほど文科省さんがご説明なされた通りであると認識しております。


3.山本太郎さん(俳優)の発言の要旨

 山本太郎です。感想は残念の一言につきます。

でもしょうがないと思うのは、ここにいらっしゃる皆さんは、決定権がないということです。

恐らくお前たち、行って来いということでここに来られた。

それで、あなた方の言うことは、もって帰って、もって帰って、もって帰って・・・。そして帰った先はどんなところなのですかね。そこからは多分応えはでてこないと思うのです。
 皆さんは多分、子どもたちの声を聞いて、個人レベルでは変えていきたいという気持ちは強いと思うのです。

それが普通の人間だと思うのです。

恐らく皆さんが、この職業に就かれる前、志があった時には、こういう状況になったなら人々を救おうという熱い思いで、この職業に就かれたと思うのです。
 だから皆さんにお願いしたいのは、やはり、皆さんに闘ってほしいのです。

しがらみの中で大変だと思うのですが、今変えなければ・・・。

未来の納税者がここにいるわけです。福島の人はどうすればよいか、このまま見殺しにされるのでしょうか?
 福島で作られた食べ物を全国にばら撒いて、その先に何があるか皆さんが一番ご存知だと思います。

しっかりと目を見開いて、日本の未来のために進んでほしいです。

子どもたちの未来を守ってください。

よろしくお願いします。
(まとめ:安間 武)


runより;子供達はストレートですね。役人の方が子供じみてる気がします。