SHS診療マニュアル | 化学物質過敏症 runのブログ

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・厚生労働科学研究成果データベースより
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIST00.do

・シックハウス症候群診療マニュアル
厚生労働科学研究(健康安全・危機管理対策総合研究事業)
本マニュアルの目的と概要
はじめに
シックハウス症候群(SHS)は、室内空気質悪化に起因するさまざまな健康障害とされてきたところであるが、合同研究班では「建物内環境における、化学物質の関与が想定される皮膚・粘膜症状や、頭痛・倦怠感等の多彩な非特異的症状群で、明らかな中毒、アレルギーなど、病因や病態が医学的に解明されているものを除く」と狭義のSHSを定義している。

未だ発症機序、病態に不明の点が多いため、一般医療機関においては、SHS患者への対応は専門医療機関でなければ困難と誤解されていると思われる。

SHSは、早期に一般医療機関において診察、診断することにより、症状の改善を望むことができる疾患であることから、本マニュアルでは、一般医療機関において、SHS患者診療をする際の参考となる事項を記載した。
本マニュアルを利用される方
一般医療機関の医師
概要
本マニュアルは、1.シックハウス症候群の概念、2.診断の手順、3.対応(医学的対応、行政的対応)4.Q&A、の4部に分かれている。
1)シックハウス症候群の概念 では、SHSという疾患概念提唱の経緯、定義、診断基準が記載されている。
2)診断の手順 では、①問診・アンケート、②検査法、③鑑別診断すべき疾患、について一般医療機関において実施可能な具体的手順を示した。
3)対応 では、医学的対応として、①初診時の対応、②専門外来への紹介、③診断書の対応、等日常診療において直面するであろう医学的対応手順を示し、行政的対応では、①室内環境対策、②一時的転居対策、③職場におけるシックハウス症候群対策、について具体的方法を記載した。