ふたえまぶた用化粧品による皮膚炎に注意! | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・平成13年11月9日
生活文化局
ふたえまぶた用化粧品による皮膚炎に注意!
. . .
-若い女性を中心に人気のふたえまぶた用化粧品。一方で、かぶれなどの危害も-
...
[事故追跡テストの結果概要]
■ テストの趣旨
都の消費生活総合センターに「ふたえまぶた用化粧品を塗ったところ、まぶたが腫れ、目も痛くなった」という相談が寄せられました。

この化粧品は「まぶたに塗り、付属のスティックでまぶたを押さえて皮膚を張り合わせ、ふたえの状態をつくる」もので、つけまつげ用接着剤などにも使用される天然ゴムラテックスを主成分とするものでした。
ふたえまぶた用化粧品は、若年層を中心に使用されているので、消費生活センターへの相談に結びつかない「隠れた」事故が他にも起きていることが考えられたので、相談のあった製品を含め10銘柄のふたえまぶた用化粧品についてテストを行いました。

(なお、その後相談件数は増え、10 月25日現在では4件となっています)
■ 主なテスト結果(◆)及び表示内容の調査結果(◇)
◆かぶれる原因として、強い酸やアルカリが使われていれば、それによる刺激が考えられる。

そこでpHのテストを行ったところ、いずれの製品も弱アルカリ性であり、多くの人が皮膚炎になるおそれがあるような強いアルカリではなかった。

また、ホルムアルデヒドのテストを行った結果、いずれの製品からも検出されなかった。
◇表示を見ると、製品によって異なるさまざまな成分が記載されていた。なお、平成13年4月1日から化粧品について、配合されている成分のすべてを表示することが義務付けられている(情報公開を条件に1年半の猶予が認められる)。
◇すべての製品で「肌の弱い人」に対して注意を呼びかける表示があったが、この内9銘柄の製品では「肌の弱い人はまぶたで使う前に目立たない部分で試す」旨の表示が、さらに5銘柄の製品では「初めて使う人」に対しても同様の注意表示があった。
■ 消費者へのアドバイス
☆化粧品に対する相性には個人差があります。多くの人がかぶれない化粧品でも、ある人にとってはかぶれる原因となる成分が含まれていることもあります。

まず、配合されている成分の表示などを参考に、アレルギーのある人はその化粧品が自分に適しているかどうか考えることが大切です。
☆化粧品を使う前には、パッケージや説明書に書かれた使用方法、注意事項をよく読みましょう。

初めて使うふたえまぶた用化粧品については、まぶたの前に腕の内側など
で試して、かぶれたりしないか確認しましょう。
☆かぶれるなどの症状が出たときは直ちに使用をやめ、皮膚科の専門医にかかりましょう。

必要に応じて製造・輸入販売業者にも相談しましょう。困ったときはお近くの消
費生活センターの相談窓口に相談しましょう。
【テスト結果に関するお問い合わせ先】

東京都消費生活総合センター商品テスト課
電話03(3433)8563~7