【鼻内手術 下甲介粘膜切除】 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:耳鼻科50音辞典
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/index.htm

・【鼻内手術 下甲介粘膜切除】

鼻詰まりの疾患からですが鼻の中の下甲介というところにある粘膜が異常に分厚い人がいます。

この粘膜切除術について書いておきましょう。鼻の中には下鼻甲介という
ひだがあります。

1)その部分の粘膜がアレルギー性鼻炎ではアレルギー反応を起こし鼻詰まりの原因になったり、

2)また血管拡張性点鼻薬の使用の使用のやり過ぎで粘膜が変質し肥厚する薬物性肥厚性鼻炎。

3)またはもともと生まれつきそのひだの肥厚がある人、結構これに鼻中隔湾曲症も伴っています。

そういう人が肥厚性鼻炎の手術適応です。

鼻の中を鼻鏡といわれるもので、まず穴をぐっと開けることは経験されていると思います。

あのままで鼻の中を手術しますので全然傷は顔に残りません。鼻内だけの手術です。

局所麻酔で、粘膜に表面麻酔(麻酔液を含んだガーゼとか注射など)を鼻の中の粘膜にして、その肥厚した粘膜を下甲介剪刃(はさみ)で切り取る手術です。で鼻の中だけの手術ですので全然顔に傷は残りません。これはご安心ください。

内視鏡を使う事もあるし、時間は十数分の短いものです。

手術で切り取った粘膜の後の所はそのままですから、放っておくと当然出血がおこります。

そこで鼻の中にガーゼタンポンなどを詰め、切り口から出血しないように数日かけて1本ずつ詰めたガーゼタンポンを抜いていきますので、入院は1週間くらいは必要でしょう。


最近では鼻内内視鏡をつかう所も増えています。

確かにガーゼを抜く時は痛みがあります。

今の鼻詰まりがそういった肥厚性鼻炎で、そういう粘膜切除術で軽快するならお進めします。
この手術は鼻詰まりは軽快してもアレルギー性鼻炎がひどい場合は、アレルギー性鼻炎を完全に治すことは出来ないということです。


もっとも今の医学ではアレルギー性鼻炎を完治する方法はありませんが。

ですからもし生まれつきの粘膜肥厚で鼻が詰まっていたら有効でありますが一番の原因は何だろうか、ということでまた相談されて有効であれば粘膜切除プラス後通院で治療されてください。

鼻炎などがあったら放置しておけばまた鼻症状は起こります。

例えば術後のアレルギー性鼻炎治療をされるなどです。

後この下鼻甲介切除と内視鏡、またはそれにレーザー照射や薬塗布を組み合わせる場合もあります。

また鼻中隔湾曲手術を併用して行う場合もあります。

鼻づまりの方は下鼻甲介切除が有効かとかは耳鼻科の先生にお聞きになってください。