・出典:耳鼻科50音辞典
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/index.htm
・【アレルギー性鼻炎 RIST RAST】
アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患ではIgEという抗体ができますがこの計測には2種類大まかにあります。
1)血清総IgEを計測するRIST法。
2)特異な一定の物質に対する(つまりハウスダストとか、杉とか)特異IgE値の計測、
RAST法。
杉の血液検査で、高く抗体の値が出たというのはRAST法で、杉に対する特異抗体(この場合杉だけに反応する抗体の杉特異IgEという抗体)が出たという意味でしょう。
1)RIST方法では、鼻アレルギー、杉花粉症などの単独ではかなり正常値に近いこともありますが、小児アトピーやゼンソクと鼻アレルギー合併例では高く出ます。
つまり主にその人の体全体で、全体的に見てどのくらい強くアレルギーの反応が起こってるか調べる検査です。極端に低い疾患(免疫系異常)もありますが、これならそれで発見された段階でまた治療を受けると思います。普通に通院されてる場合はあまり気にされなくていいでしょう。
2)RASTは何が原因かを計測する検査です。杉花粉症で杉単独なら杉への特異抗体杉特異IgEが高値に出ますが、もしこの人が杉には反応するけどハウスダストに抗体をもってないハウスダストアレルギーでないのなら、ハウスダスト特異IgEは低く、杉特異IgEは高く出ます。
何が症状を作ってるかを調べる検査です。
ただこれは少々検査の値段が高いこと、後血液検査ゆえ少し判明するまで数日かかることが難点です。
ただセットで何種類も調べることは可能です。細かく細かくいろいろなもの、たとえばをダニ、 猫の毛、細かい植物から本当に何百も調べることは可能です。
たとえばアレルギー疾患 幼少時アトピー性皮膚炎と食事や
アトピー性皮膚炎と乳幼児その2、RAST値と最近の乳幼児食物アレルギーの考え方などでは幼児の抗体検査です。
後皮内テストや皮内スクラッチテストなど血液を取らない皮内テストなどもあります。
アレルギー原因を知る検査の項も参考にしてください。