・出典:耳鼻科50音辞典
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/index.htm
・【アレルギー物質を知る日常検査】
どこの耳鼻科でもおそらくしてくださると思う検査をいくつか書いてみます。
『花粉症の検査』ですがRASTと呼ばれている,血液をとって血中のある『特定物質(杉花粉とか家のほこりなど)』に対する抗体価(特異IgEを計測する検査があります。
『花粉症が出る確立何パーセント』という厳密なことまではできないかもしれませんが,何種類か一度に解りますし,おそらく,どこの耳鼻科や小児科でも実施してると(内科でもゼンソクの患者さんの原因を調べるために,実施している)と思います。
その場ですぐに解らないのですが数日後には判定が帰ってくると思います。ですから,近くの耳鼻科で『何が原因か調べてほしい』というとおそらく血液をとって,調べてくださるとは思います。
なお,ほかにも,物質の抗原エキスをとって,皮内に注射する皮内テストなどもあります。
これは簡便で,その場でわかりますので(ツベルクリン反応に似てると思って
ください)私はこちらも使っています。
ただ皮内テストやスクラッチテストは、事前にアレルギー性鼻炎や風邪の薬など一部の薬を飲んでたら反応が出ないので、 検査の前はアレルギーの薬を一旦中断して来院ください。
後同じく抗原で皮膚反応をみるスクラッチテストというものもあります。
あと,代表的なものとしては,何が原因か,わからないにしろ,鼻がアレルギー性鼻炎かどうかを調べる検査では鼻内の鼻水をとって,中の好酸球という白血球の一種がどのくらい出ているか染色して調べる検査(アレルギー性鼻炎なら,この割合が多い)なども実施しています。
いくつかの検査をおそらく,どこの耳鼻科でも用いていると思いますのでご参考になさってください。
最近はいろいろ,もっと新しい検査も出ましたが,昔からある代表的な検査でどこでも,おそらく実施してくれるだろう,そういう検査を書いてみました。
しかし、たまに皮内テストなど、風邪薬のヒスタミンなどで出ない場合もあります。
だから、検査の前日から薬を飲まずに通院してくれたら幸いです。