・出典:耳鼻科50音辞典
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/index.htm
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【風邪症候群】
冬に多い風邪とインフルエンザウイルス風邪QアンドAも参考にしてください。
子供の場合今年の風邪と耳鼻科についても参考にしてください。
(耳鼻科で気をつけること)
一般的に耳鼻科で気をつけることを書いておきます。
定義するのは難しいのですが
1 気道粘膜炎症症状が起こる。
2 気道(鼻、喉、気管支)に感染が起こったためである。
原因感染(病原体)はさまざまで、まず最初の感染はウイルスが約80パーセントといわれていますが、 二次感染として細菌感染を合併することが非常に多いです。
ウイルスも季節性インフルエンザ(ウイルス感染)ウイルスから(オルソミクソウイルス科)、新型インフルエンザについて H1N1ライノウイルス、エンテロウイルス(ピコルナウイルス科)、アデノウイルス・・など本当にさまざまでしかも季節性もあります。
RS「アール・エス」 ウイルス(respiratory syncytial virus: RSV)は、乳児急性気道感染症(細気管支炎、肺炎など)の主な原因ウイルスです。
インフルエンザウイルス 最近の検査と治療と特徴も参考にしてください。
細菌は一次感染もありますし、一度ウイルス感染にかかってからの細菌叢の、鼻や喉の変化によって起こる二次感染などもあります。こちらには肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは全く別個です)、ブドウ球菌、溶血連鎖球菌などさまざまです。
その他クラミジアやマイコプラズマなどあります。
最近は嘔吐下痢症、ロタウイルス感染症に近いものも大人に増えつつあります。
また一次、または二次感染などさまざまです。
通常は合併症なしでは3から7日で治癒する場合が多いようです。
潜伏期もさまざまですが、大体数日と言われています。病原体がさまざまなので一概に言えないのです。
感染経路は大抵飛沫感染といわれています。
あるいは接触感染もあります。
症状は 耳鼻科で扱う発展したもの
鼻炎(急性鼻炎)・・・・・普通の急性鼻炎、もしくは副鼻腔炎などの合併
咽頭炎(急性咽頭炎)・・普通の咽頭炎、ひどい場合は炎症を伴う咽頭炎
急性扁桃炎への発展など。
喉頭炎(急性喉頭炎)・・普通の咽喉頭炎、ひどい場合は声が出ない、咽頭痛と嚥下痛
のどの炎症の場合、呼吸や食事や発声の障害も伴う。
急性喉頭蓋炎、喉頭蓋腫脹、
せきがひどい。また喉頭症状など。長引くと慢性咽喉頭炎
扁桃腺とアデノイド、喉の炎症などへのご質問へのページを参考にしてください。
耳・・・急性中耳炎などの合併。
気管支炎 急性気管支炎、気管支炎 慢性気管支炎、気管支拡張症、喘息性気管支炎
まだ発展していない急性のものなら対症療法ですが鼻が詰まる場合抗ヒスタミン剤、喉の痛みや急な発熱なら解熱鎮痛剤を様子を見ながら使う、あるいは去痰剤や鎮咳剤などです。
耳鼻科に来た時はすでに細菌性二次感染を起こしてる場合が多いので、抗生物質を併用します。
ウイルス性の場合は特効薬はないのですが、二次感染の細菌性の場合は抗生物質が効力があります。
その症状に応じて耳鼻科処置(ネブライザーあるいは吸入)もします。
あるいは酷い場合などは点滴療法。また耳のチェック(急性中耳炎になってる
場合もある)アレルギー性鼻炎をもってる場合、アレルギー性疾患が悪化することがあるので注意します。
また家では安静、栄養、うがい、水分補給などです。
また、本来風邪症候群は一次性なら(ウイルス性が多い)自然治癒になることもありますが、耳鼻科の場合、二次性の細菌感染を伴ってくることが多いので
抗生物質を使います。
年齢、聴診での様子、全身症状、その時の季節(気温が低いとウイルスに適すると言われている)また夏か冬かでも変わります。また気管支炎や肺炎を併発してたら内科や小児科へすみやかに紹介します。
また持病をもってる場合は悪化しないかを確認します。特に風邪にかかりやすいも必ずお読みください。
反復性急性中耳炎や慢性中耳炎をもった人の耳の状態や・・・繰り返す急性中耳炎(炎症性)
慢性中耳炎
慢性扁桃炎をもってる人の扁桃病巣疾患の悪化や・・・・口蓋扁桃からの病巣感染
アレルギー疾患をもってる場合にアレルギー性鼻炎やゼンソクが悪化してないかはチェックします。
検査は一般的には血液検査や炎症反応を調べることもあります。
風邪という言葉の曖昧さ 軽い風邪?にかかりやすい子供や大人
しかし一度風邪にかかりやすいも参考にしてください