【副鼻腔炎一般】 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・子供に多い耳鼻科疾患

【副鼻腔炎一般】

ちくのうとも言われる疾患です。副鼻腔といって鼻のまわりには,(顔面ですが)空洞が顔の骨の中にあります。それは鼻の中に通じています。

1 上顎洞(両側のほおの部分にある)

2 篩骨洞(両目の間にあり,蜂の巣のように複雑な小さな洞穴からできている)

3 前頭洞(額のところにある)

4 蝶形骨洞(鼻の奥の一番深いところにある)

この洞穴は(副鼻腔)本来の鼻の中に出口があってそれぞれ鼻と交通しています。

鼻内副鼻腔開口部(自然孔)といいます。

さてここ、副鼻腔の炎症を副鼻腔炎といいます。

なぜ起こるかですが急性の鼻炎(風邪などで)で副鼻腔も当然鼻と交通がありますから、炎症が鼻だけでなく、副鼻腔に当然及びますので、急性の風邪などからの鼻炎でも、多かれ少なかれ急性の副鼻腔の炎症は起こります。

これを『急性副鼻腔炎』といいます。この場合も炎症によって、病的になった
副鼻腔粘膜からも膿が排出され、副鼻腔に膿がたまります。

炎症が起こると副鼻腔炎 慢性の細菌感染とバイオフィルム関与、にあるようにますます粘膜の働き、従来の線毛運動が悪くなるようになります。
この時大切なことは本来副鼻腔にたまったウミを排泄させる役目をもつ自然孔が、閉鎖しかかってるということです(粘膜肥厚などで)。

急性ならもちろん治療が必要な場合もありますが、自然に膿が排出されて治ることもあります。症状はまず鼻汁、鼻詰まり、副鼻腔のあるところに鈍痛などが起こります。

でそれを(つまり膿がたまってる状態)の治らないまま放置してると、逆にその膿が副鼻腔粘膜に病的な炎症を逆におこし自然孔を閉鎖気味にして『慢性副鼻腔炎』(ちくのう といいますね)まで行くと言われています。

鼻のアレルギー疾患で副鼻腔粘膜がはじめからアレルギー変化を起こして
『慢性副鼻腔炎』になることもあります。副鼻腔炎とハナタケが合併することもあります。
アレルギー性鼻炎 鼻の回りが重い。花粉症から副鼻腔炎(ちくのう)の合併へ 。

ここで、大切なことは膿がたまりっぱなしだと、悪循環を来すということです。

副鼻腔に炎症がおこって膿がたまり、排出されないと副鼻腔の中に蓄積されそれでさらに粘膜を病的にしてさらに膿が出てくるということです。