・薬以外に減感作療法と言う方法があります。
スギなら杉花粉で過敏になった体質を改善して次第に慣らすやり方です。
杉のアレルゲンを少しずつ注射していきます。
しかし最近では上の二重抗原(いくつもに抗原抗体がある)、維持量に達するまで週に2回ずつ必ず来ないと行けないことより昔ほどされてないのです。
手術で治す方法も適応になる場合があります。
鼻の形状によります。
もとから鼻がまりやすい場合なら例えば鼻中隔湾曲の手術や下鼻甲介粘膜を取るなどもあります。
またレーザーで粘膜を照射するものもあります。
電気凝固術もありますがいずれも適応は主治医の先生、特に耳鼻科の先生に聞いてください。レーザー手術も昔ほど特効的とは言われなくなっています。
やはり、一つの対症療法でしょう。
妊娠中も可能なスカイナースチーム(温熱エアロゾル)療法という温水で鼻を暖める療法が非常に注目されています。
自宅でも可能です。
薬を全く使わないものです。
「くれぐれも市販の薬や点鼻薬だけに頼らずに医療機関で相談ください。」
漢方薬治療も証があえば非常に効果があります。
これも自己判断でなく医療機関で聞かれることです。
眠気もなくいい治療ですが、ただこれ単独では効果が薄いことが多いです。
合併症として耳鼻科で多いのは副鼻腔にウミがたまった状態の副鼻腔炎(急性の蓄膿)です。
鼻詰まりと鼻水が止まらず、酷いときは息ができない、臭いがなくなることもあります。
かなり花粉症やアレルギー性鼻炎に合併して、薬だけでは治りにくく、やはり耳鼻科できちんと鼻を洗ったりネブライザーなどの治療をしましょう。
他にも全身の過敏状態が高まっています。喉の咽頭アレルギー、喉頭アレルギー、ゼンソク、皮膚症状、果物を食べると口がかゆくなる果肉掻痒症、外耳道のかゆみ、中耳炎、耳管狭窄症、副鼻腔炎(ちくのう)目の痒み、胃腸症状なども合併することも多く、必ず医師に話してください。
杉花粉症に代表されるアレルギー性疾患、耳鼻科ならアレルギー性鼻炎は残念ながら今の医学ではすぐに効いて、だれでも安全で、しかも副作用がないというもの、あるいは特効的なものはありません。
あくまでオーダーメイドのその人にあった治療で対症していっています。
そのためアレルギーの主治医を毎年決めておくことでしょう。
花粉症はどういう花粉症、あるいはアレルギー性鼻炎でも遺伝疾患です。
残念ながら今は完全に治す方法がなくあくまで対症療法です。だから気長に医療機関で治療を行うことでしょう。
自分が何のアレルギーかは最低調べておいた方がいいでしょう。
杉と解れば、来年は2月から(つまり散布しはじめる前から)予防的に抗アレルギー剤ものめます。
杉最盛期には体に花粉をつけない、部屋の掃除、帰宅してのうがい、洗顔、鼻かみ(家での鼻の中を洗うのは鼻の粘膜を痛めるので感心しません)。杉の多い時はピクニックなど外へ出ることを控えるとかあらかじめ抗アレルギー点鼻薬を噴霧する、など細かい注意からです。
runより:多少重複してますが、記事の直しがあった為なのでなるべく手を加えずに流れ重視で掲載しています。