・杉花粉症は段々低年齢化しています。環境によりますが、特にハウスダストなどのアレルギーをもってる子は、非常に早く植物性の物質へのアレルギー(花粉症)になりやすいです。
こういう小さい時からアレルギーをもっていて、ほかのものにも次々とアレルギーを形成してる場合をアレルギーマーチといって、ものが変わるだけでなく、ゼンソク、アトピー性皮膚炎、そしてアレルギー性鼻炎、花粉症となるので注意が必要です。
今まで出てなかった大人が、いきなり今年から出る場合もあります。
いろいろな抗原に対しても、有る程度感作期間が必要です。
杉なら杉に感作される期間があって、その期間に特異的なIgE(杉花粉抗体)が増加して、ある一定以上になると突然発症することが多いのです。
また温度でも過敏症は起こります。
ここから具体的にどうしたらいいかを書きましょう。
まず、どういう医療機関に行ったらいいのでしょうか。これは一番症状が出てる科でしょう。
普通内科に行く人も多いですが、目が一番ひどい場合は眼科、鼻が一番ひどい場合は耳鼻科でしょう。
複数の科にまたがって治療も沢山ありますし、実はそのほうが望ましいのです。
というのはゼンソク(内科)、目のアレルギー(眼科)、鼻のアレルギー(耳鼻科)などが合併してる場合が多いからです。
だからそこでは別の科に行ってること、そしてどういう薬をもらってるかを申告すれば問題はないのです。
ただ必ずおっしゃってください。
ほかの科も受けたい時、薬が解らなかったら、その薬を持参してください。
症状が鼻と目の場合は耳鼻科と眼科を見てもらう方がいいでしょう。
花粉症と風邪との区別は自己判断にまかせず、必ず医療機関にいってみてはどうでしょう。