・「出典」:東日本大震災情報より
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/jishin/index.html
・■朝日8月2日 コメ検査2段階で収穫前後、市町村ごと 農水省方針
検査の実施主体となる自治体に統一的な手順を示すもので、近く通知する。
鹿野道彦農水相は2日の閣議後の記者会見で「今週中に公表したい」と述べた。
収穫前の検査は予備検査と位置づけ、土壌の放射性セシウム濃度が1キロあたり1千ベクレルを超す地域▽空間放射線量が平常時より高い地域-を対象とする方向で検討している。
空間放射線量については毎時0・1マイクロシーベルトを目安とする。
予傭検査は収穫の1週間~10日前に実施する。
1キロを玄米の状態にしてセシウムの含有量を調査。
基準は1キロあたり200ベクレル程度とすることを検討中で、その数値を超えた市町村には収穫後の本検査の検査地点を増やす。
本検査の結果が出るまで、農家には出荷しないよう求める。
1キロあたり500ベクレルを超えた場合はその市町村のコメを出荷停止とする。解除の条件は設けず、出荷停止となった市町村では、今年の収穫分の出荷は認めない方針だ。
農水省は4月に土壌の値が1キロあたり5干ベクレルを超す場所でのコメの作付けを禁止しており、検査は収穫後に実施する予定だった。
その後、お茶や稲わらの汚染をめぐって後手の対応が続き、汚染牛肉の市場流通を招いたため、収穫前から調べることにした。
食品の放射性物質検査は各自治体に任されている。
だが、コメは日本の主食で年間を通して食べるため、国として検査方針を明確にした。
農水省はすでに東北・関東地方の都県と新潟県などに検査方針を伝え、各都県は検査態勢の検討を始めている。
千葉県では近く早場米の収穫が始まるため準傭を急いでいる。(井上恵一朗)