シックハウス症候群総合8 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・化学物質は肝臓で分解してから排除されます化学物質は主に肝臓で分解されます。
分解された物質は、便・汗・尿で排泄されたり、血液やリンパ液で排泄されたりします。

室内の空気汚染の改善室内の空気汚染を改善するために、空気汚染の原因となっているものを特定する必要があります。
新しい家具などが原因の場合は取り除くことは可能ですが、基礎部分などに問題がある場合には大変な作業になってしまいます。

施工業者などと相談しながら、化学物質を除去する対策をしていきます。

また、微量であっても化学物質を含む日用品は撤去し、換気を行います。
植物は二酸化炭素だけでなく、化学物質や細菌を除去し、空気を清浄化してくれるので、観葉植物などを部屋に置くのも良いでしょう。

転地療法住宅の化学物質を排除するのが困難な場合などに、原因となる化学物質から離れるため、転居して治療を行う場合があります。
都会に住んでいた人は、空気のきれいな田舎へ移り住む人が多いです。

転地療法は最も有効な治療法とされていますが、仕事や学校などの問題や、家庭生活への影響が大きいというデメリットもあります。

シックハウス症候群の原因物質を除去
シックハウスに気付いたら、症状の悪化を防ぐために、まずは室内の化学物質や空気汚染の原因を取り除くことが大切です。
そのためには、化学物質の放出している原因を正確に突き止める必要があります。
建材が原因の場合は、自分一人で行うことは困難です。
施工業者や保健所にも相談して行っていくようにしましょう。


シックハウスの原因物質への対処方法マイホームがシックハウスであることがわかったら、原因となる箇所を明らかにし、適切な対処をしなければなりません。
家具や日用品が原因の場合は、比較的容易に取り除くことができますが、家に使用されている建材に問題がある場合には、施工業者や保健所などの専門家に相談すると良いでしょう。

化学物質の放出量が少なく軽度の場合シックハウスの症状は、微量の化学物質でも発症する場合がありますが、室内の空気汚染が軽度の場合には下記の方法で対処できる場合もあります。

ベイクアウト法ホルムアルデヒドの高温で揮発しやすい性質を利用した方法です。

部屋を高温にして(部屋を閉め切った状態で暖房をつける)、ホルムアルデヒドを一気に揮発させ、しばらくしたら換気をし、ホルムアルデヒドを外に排出します。

吸着剤シート吸着シートはホルムアルデヒドを分解して吸着してくれます。
また、カビや細菌、結露対策にもなり、室内の空気環境を整えてくれます。

換気窓を開けて換気を行う「自然換気」と、換気システムや換気扇を使用して空気の入れ替えを行う「機械換気」があります。
窓を開ける際には、空気が通り抜けられるように複数の窓を開けると効果的です。

空気清浄機空気清浄機はシックハウスの原因物質を除去する性能があるものでなければ、高い効果は得られません。
化学物質を分解・除去できる空気清浄機では、空気中の9割ものホルムアルデヒドを除去できるものもあります。
しかし、フィルターの状態も大きく影響するので、フィルターの掃除をしっかり行う必要があります。

建材からシックハウス症候群の原因物質が放出されている場合新築・リフォームしたばかりの家で、シックハウスが発症した場合、せっかくの新しい家でも、リフォームを行わなければならない場合もあります。
化学物質を放出している建材から、シックハウスに対応した建材へ交換などを行うのですが、必ずシックハウスの症状が改善するわけではないようです。
リフォームを依頼する施工業者は、シックハウスに精通した業者である必要があります。

「シックハウス対策」とうたっていても、化学物質が含まれている合板を使用し、仕上げ剤のみ自然素材を使用している場合などもあり、シックハウスに関する知識がない業者も多くいます。
「シックハウス対応の建材を使用する」という言葉でリフォーム業者を選び、リフォーム後も症状が改善できずに再びリフォーム業者を探すことになってしまうというケースが珍しくないのです。

家具からシックハウス症候群の原因物質が放出されている場合家具が空気汚染の原因となっている場合は、家具を撤去するだけで症状が軽減してくることが多いようです。
家具を買い換える場合には、家具にもフォースター(F☆☆☆☆)表示があるので、参考にすると良いでしょう。
しかし、カタログには、フォースターの規格についての表示がない場合がほとんどなので、メーカーへ問い合わせる必要があります。

白アリ駆除剤が原因となっている場合白アリ駆除剤によるシックハウス被害のほとんどが、床下の白アリ駆除剤によるものとされています。
しかし、白アリ駆除剤が床下の土壌に使用されている場合などは、簡単に除去できません。化学物質の放出を防ぐことで対処します。

かつて白アリ駆除剤として使用されていた有毒なクロルピリホスは、現在使用が禁止されていますが、白アリに強い効果のある薬剤は、人間にも大きな影響があるとされているので、白アリ駆除剤に関しては注意が必要です。

床下の土壌に白アリ駆除剤を使用した場合、床下換気扇を使用しても、室内まで化学物質が上がってきてしまい、空気を汚染する場合があります。
この場合、土壌からの揮発する化学物質を吸着し、放散をふせぐために、珪藻土を敷いたり、炭を敷き詰めたりします。

基礎部分にも防蟻剤が使用されている場合には、基礎部分にも化学物質の放散を防ぐために珪藻土などでカバーします。
さらに、床下から原因物質が上がってくるのを防ぐために、フローリングの下にも加工をしたり、大掛かりなリフォームが必要になる場合もあります。